手術を受けるきっかけ
漏斗胸と初めて向き合う
僕は中学生の頃、ある気管支の病気で近所の病院に入院しました。
すると主治医の先生が「漏斗胸の方が気になるな…検査してみよう」と気管支よりも漏斗胸の方を気にされていました
そして、肺活量やレントゲンなど様々な検査を受けた結果、少し心臓の音に雑音が入っていると言われて大きな病院を紹介してもらったことがキッカケです。(結局その雑音はたまたまでした…)
先生から紹介状を頂くと「いよいよこの時が来たか…」と少し安堵していた自分がいました。
というのも幼い頃から長時間の運動が苦手で、持久走では必ずビリだったり、カラオケでも息が続かなかったり…。
容姿の方では友人からよくイジられたりしていたので、自分自身少しコンプレックスだったのです。
大きな病院へ…
その後紹介してもらった大きい病院で漏斗胸について初めて詳しく教えていただきました。
そこで初めてNuss法手術の存在を知ることになったのです──。
改めて行った検査では心臓も肺も日常生活の範囲では問題ないと言われました。
そうなったら後は見た目の問題で【容姿がコンプレックスだから手術を受ける】という患者の方もたくさんいらっしゃると教えてもらいました。
(漏斗胸の方は気管支炎や肺炎になる確率が高いそうなのでそういう意味でも受ける方は多いそうです)
そして先生が一言。「後はご自身にお任せします」
この一言で僕は3年ほど悩みました。
そして悩んだ末、18歳になるこの節目の年にNuss法手術を受けることにしました。