気付いたらあれから1ヵ月半が経過!早すぎです、時間が経つの。


不動産騒動は、4月中旬に決着。「ジャピオン」(日本語新聞)を見たおっさんが部屋を見に来て、転勤を考えると一年契約は長いけど3ヵ月くらいならちょうどいいということで、あっさり決めてくれました。そんなこともあるんですね。


一応大家が面接するのが条件だったので、おっさんと大家が真夜中うちで面談しました。おっさん中国語がうまくなかったので、私が通訳しなきゃならないのかと憂鬱だったのですが、なんと二人は英語で会話。大家とは契約以来会ったことなかったので正直英語が話せるなんて知りませんでした。英語どころか、広東語も話せるらしく、けっこうインテリ。部屋は奥さんの名義だったので、奥さんと広東語とやらで相談し3ヵ月間おっさんに貸しだすことに同意してくれました。それで、家賃&敷金をしっかり取り戻すことができました。いい人で良かった!


部屋の又貸し相手が決まり、数年前から教授と企画していたイベントも無事終わり、残り一週間は感傷にひたりながらのんびり過ごしました。


と言いたいところだったのに、帰国2週間前にアンホイから友人が来訪。イベントの手伝いをしてくれるということで1週間の滞在予定だったのに、帰るはずだった日の前日に「あなたが帰国する日に私も帰ることにしたわ!」と一言。私は片付けがあるし寝る場所もないかもしれないよ、と言ったのに、こっちが何言っても「没問題」しか返答せず、結局最終日まで彼女が居候することになってしまった。


おかげでこの3年半の中で最も濃い中国体験をすることになり、もう二度と大陸の人を自分の部屋に泊めるのはやめようと決意するに至り、帰国して3週間経っても未だに彼女に連絡をする気になれない。


毎日どこかへ遊びに出かけるのはいいが、こっちが連絡しなければ連絡なしで夜中2時とかに帰ってくる。一言言ってよ!と言おうと思ったら朝9時にはもういない。焦ってドアのカギを無理やり回したのか、カギが壊れている。お茶でも飲もうと思って冷蔵庫を開けたらなぜか真っ暗。冷蔵庫の電源が引っこ抜かれ、彼女の充電器がささっている。風呂場を見れば、排水溝の網が外され髪をガンガン流している模様。うー、なんなんだ。


でも本人を目の前にすると何も言えない自分。笑顔ひきつりながら、買い物から帰ってきた彼女のファッションショーに付き合う。彼女の稼ぎは一ヶ月1500元。だがその日購入した服は一着600元から1200元の服を何着かと資生堂の化粧品。ええ、すべてフィアンセの金です。今回の北京滞在で相当金を使ったらしく、その数日後、フィアンセに責められ、彼女は可哀そうに泣いていた。ま、自業自得だ。


つーか、帰国前でこっちは片付けで忙しいのに、もちろん彼女は手伝う気配ゼロ。


あげくは、戸棚に入っているものを勝手に見て、「これいるのー?」「わぁ、これ可愛い!」「ねぇ、ちょうだいよ」とかいってほしいものを流し台の上に並べていく。もう何も言えない。胸一杯だ。持っていきたければみんな持ってけばいい。


私はイライラしてたから彼女には付き合わず、彼女は一人で遊び歩いていたのだけど、帰国3日前、「○○と一緒で向かってるんだけど、今から部屋行っていい?」と。彼女は美大に通っている10歳年下の男子と仲良しで、北京に着いてからずっと彼と一緒にいる。彼氏と喧嘩したその夜も、彼に会いに行ってうちには帰って来なかった。その彼とうちに向かっているのだという。時刻夜中1時半。ふざけんなよ!っと思いつつ、向かっているんじゃしょうがない。


彼らはうちに着くと、二人ソファーに座って、居心地いいよね!とか部屋をべた褒めたかと思うと、部屋を物色し始める。それが終わると、これから串刺し食べ行こうよと二人で話している。こっちは無言で段ボールに荷物を詰める。私の殺気に気付いたか、彼は一人2時半くらいにそそくさと帰って行く。


帰国前日、また奴が来て二人の愛の巣になったら嫌だなと思って、若い中国人の友人を部屋に呼んで片付けを手伝ってもらう。これで安心と思いきや、その子はその子で小学生みたいにわぁわぁうるさく、一々「私のお母さんはこうするの!」とか言って一つ一つ私のパッキング方法にケチつけてくる。うるさい。真夜中、居候の友人が帰ってくる。その日、どうやら友人は10歳年下の彼に彼女がいたことを知り、超ブルーになっていた。話を聞いてあげたいけど、小学生がいるので聞くに聞けない。二人の友人の気は合うはずもなく、帰って気苦労で倒れそうになる。


こうぶつくさ文句を言っても彼女らの助けがあって、徹夜でパッキングが終わって翌日日本に帰国することができたのだけど。


その最終日に不思議だったこと。彼女らがトイレに入った後、必ず便座が上がっている。しかも泥でちょっと黒く汚れてて。もしや…彼女らは様式トイレにわざわざ足かけて上って和式トイレのような感じで使っているのかもしれない、と思ったのだけど、おそろしくてその事実は確かめるのをやめた。


私の知らない中国がまだまだあるのかもしれない。ちなみに、私のアンホイの友人はそのフィアンセと別れるらしい。価値観が違うと。他人に金をつぎ込んで見返りがくることはそうないのだと思った。