ここ最近、ハイパーな友人たちに連日のように外に連れ出されて疲れきってるところに、無理やり早起きして百度のある西二旗からさらに遠い国際旅行保険センターで健康診断して血を抜かれたら、貧血で一日寝るはめに。この国際旅行保険センターとやら、VISA取得のための外人専門の健康診断施設なのに、なぜか市街地からかなり離れたところにあって、バスからの眺めは一瞬カンボジアかと思うほど。そこまで行ったのに、かなりテキトーな健康診断で、そこいらの病院の方がまだしっかりしてるんじゃないかと思わされる。
ところで、同期の同学たちは、今週金曜で寮から追い出されるので、次々帰郷していってしまう。また北京に戻ってくるという人もいるが、ほとんどが新たな地方都市に散っていく。もともと地方出身者の多い大学で、北京人なんてほぼいない。みな大学入学の時点で故郷を離れた別の都市へ行き、大学院で初めて北京に出てきたという人も多い。舞踏系とか音楽系とかのスペシャルな人たちは、高校入学の時点ですでに一人故郷を離れ都市にある専門高校へ入寮する。まだ20代なのに3、4都市での生活経験を持つ。生活水準の低い故郷より、より発展した都市での生活を目指すのだ。彼らには故郷への愛着とか土地への執着っていうのはあまりないように思う。さすが共産党教育の成果だと思う。
こだわるのはやっぱりよりよい仕事とよりよい相手とよりよい生活。彼らにとって大きな問題は遠距離恋愛。その距離は半端なく、そうそうしょっちゅう会いに行ける距離じゃない。そして、やっと一緒になれたとしても、次に戸籍問題が待ちかまえる。運よく二人とも北京で仕事を見つけられたとしても、北京戸籍を取れなければ、子供はどちらかの故郷でしか教育を受けられない。今度は親子離れ離れ。北京や上海の戸籍はなかなか取れないとかで、社会問題になっているそう。
国が大きいというのもあるけど、こんなふうに人が流動してしまうと、地方文化が消失していってしまうのではないかと余計な心配をする。他人のことは言えないが、土地を離れるとやっぱりその文化は徐々に薄まり、今いる土地文化に影響される。だけど、日本文化を失いつつあったとしても、中国にすっかり染まりたいとは思わないし、つくづく中国に生まれなくて良かったと思っている。