夏目には両親がいない。親戚の家をたらい回しにされてきた。だから、孤独とはいつも隣合わせだ。だけど、夏目には妖怪が見える。ある日、夏目は神社の結界を解いてしまい、招き猫に化けた妖怪を解き放ってしまう。以来、その妖怪、にゃんこ先生と時を共にすることになる。夏目の祖母、玲子にも妖怪が見えた。彼女は人間の友達は少なく、妖怪といる一緒の方が長かった。今でも彼女を慕う妖怪は少なくない。今、玲子が遺した友人帳を目当てにたくさんの妖怪が夏目に会いに来る。友人帳とは、妖怪の名前が記されている冊子であり、その名前が記されてある限り、友人帳の持ち主の子分ということになる。夏目は、一人ひとり妖怪たちに名前を返してあげる。


妖怪の描かれ方が、良いと思う。どっかぬけてて、ドジで。だけど、恐ろしいほどの力を内包している。人間嫌いだけど、人間をほっておけない優しさ。ギャップが良い。ほのぼの。