室内楽の悦び ｉｎ 高知

スメタナのピアノ三重奏、私の細腕（？）にはなかなかの大曲でしたが、

なんとか無事本番を終えることが出来ました

二日前の大阪のスタジオでの一時間の合わせと、

直前のリハーサルの二回でどうにか形にし、

三回目はもう本番です。

弦のお二人も

（スメタナ　イズ　ベリーディフィカルト…）

と呟いているし、

私は楽屋で

「弾ける気がしない、今日は全然弾ける気がしない…」

とついぶつぶつ呟いていて、他の出演者全員に

「大丈夫よ～！」と力強く励まされておりました（笑）

決して難解な曲ではないけれど、

何ページにもわたる連続オクターブ、

テンポの変化、

連打の連続など、

演奏効果にも優れていますが、

30分弾き続けるのは体力的に結構キツいわーと感じる一曲でした。

さっき本番の録音を聴いたのですが、

（本番にしては冷静に弾けたね）

と思っていた最後の三楽章の出だしの連打から、聞いたことのない速さでぶっ飛ばしており、

冷静どころか手に汗握るスリリング且つ、気迫溢れる必要以上の大熱演になっていて、何とも言えない気分です。

…いつになったら大人になれるのだろう

まぁこれが今の自分の精一杯だったと受けとめつつ、

またこのような新たな機会を持てた事に感謝しつつ、

まだまだ成長出来ると信じて弾き続けたいと思います。



演奏後、弦のお二方と




打ち上げの、高知名物「鰹の塩たたき」


演奏中♪