野田秀樹作・演出の新作「THE DIVER」を観に行く。

戦慄が走りました。いろんな意味で。
まず、男性はどう感じるか興味がありますが、わたしは女性なので
下腹部の底からぞわぞわっとえぐられるような深い痛みを感じました。
愛に破れたひとりの女の深い恨みと悲しみを
源氏物語というメタファーに絡ませて心理を描く。
救いようの無い暗さと恐怖。
去年の「THE BEE」に続いて後味が大変悪いのですが(刺激を与えられたという
いい意味で)
「THE BEE」はもっと現代的で刹那的、殺伐としたものでした。
「THE DIVER」はもっと人間の根の深い部分にスポットを当てています。
ああ。
深海に潜って真相に近付くという演出が秀逸なのです。
(ありそうでないものですよね。
手足を掻くというアクションがどれだけ難しいものか、思い知らされます。)
お能のミニマムな小道具を使って歴史を、時間軸を自由に渡っていく。
野田さんならではのお得意な演出だけれど、もう~どんどんレベルが上がって
研ぎ澄まされていってます。
才能あるもの同士が掛け合わさるとこんなスゴイことになってしまうのでしょうか。
何度もビックリしたのだけど、役者さんのレベルが半端ではないです。
野田さん自身も演技がすごいのです(捨て台詞の恐ろしく決まってること!)
こんなに斬新で、攻撃的で、才気あふれる芝居がイギリスで作られたなんて。
しかも数作も続けて。。
いやもーーーこんな舞台を作り続けられるなんて、本当にすごい人(人たち)
なんだな、と同じ空間に立ち会っていることが改めて恐ろしくなりました。

戦慄が走りました。いろんな意味で。
まず、男性はどう感じるか興味がありますが、わたしは女性なので
下腹部の底からぞわぞわっとえぐられるような深い痛みを感じました。
愛に破れたひとりの女の深い恨みと悲しみを
源氏物語というメタファーに絡ませて心理を描く。
救いようの無い暗さと恐怖。
去年の「THE BEE」に続いて後味が大変悪いのですが(刺激を与えられたという
いい意味で)
「THE BEE」はもっと現代的で刹那的、殺伐としたものでした。
「THE DIVER」はもっと人間の根の深い部分にスポットを当てています。
ああ。
深海に潜って真相に近付くという演出が秀逸なのです。
(ありそうでないものですよね。
手足を掻くというアクションがどれだけ難しいものか、思い知らされます。)
お能のミニマムな小道具を使って歴史を、時間軸を自由に渡っていく。
野田さんならではのお得意な演出だけれど、もう~どんどんレベルが上がって
研ぎ澄まされていってます。
才能あるもの同士が掛け合わさるとこんなスゴイことになってしまうのでしょうか。
何度もビックリしたのだけど、役者さんのレベルが半端ではないです。
野田さん自身も演技がすごいのです(捨て台詞の恐ろしく決まってること!)
こんなに斬新で、攻撃的で、才気あふれる芝居がイギリスで作られたなんて。
しかも数作も続けて。。
いやもーーーこんな舞台を作り続けられるなんて、本当にすごい人(人たち)
なんだな、と同じ空間に立ち会っていることが改めて恐ろしくなりました。