チラシを見て興味をそそられたので
煉瓦館へ行ってきました。
「泉州の引き札展~明治・大正期の広告~」
ホールへ行くと60代ぐらいの女性が
すぐ来てくれて、概要を説明してくれました。
「泉州の古文書を読む会」主催で
熊取の旧家を改築する時に
ダンボール40個ほど資料がでてきて
保管してたそうです。
それを整理してたら
引き札というものがたくさんでてきて
珍しいし、おもしろいので皆さんにも
見てもらった方がいいのでは?
ということで開催することになったそうです。
写真撮影禁止なので
紹介できませんが
キレイ!
紙も痛んでないし
色も鮮やか
120年も前の物とは思えません!
明色アストリンゼンの
桃谷順天館の引き札もあり
もともとは粉河だったんですって
堺・泉州にも醤油メーカーがあったことに
ビックリ。
現代では年末にカレンダーを
配ったりしますが
昔はおめでたい絵柄の入り札を
配ることもあったらしいです。
そのほかにも
おとぎ話の一場面が描かれてるものは
親が子供にお話しを聞かせる時に
絵本代わりに使ったそうです。
一枚の絵で読み聞かせするなんて
想像力がかきたてられそう
洋風や西洋雑貨の入り札は
そのときの最先端ファッションといった
感じなのですが
福助の顔の子供がセーラーカラーの
洋服を着てる絵は
少々、衝撃的でした
福助って、妖精みたいな生き物で
人間とは思ってなかったんですよね。
ざ~っと年代を追って見てみて
戦争を境に日本って
すごく変わってしまったんだなと
実感しました。
昔の色使いは中国や韓国に
負けないぐらい鮮やかで
インパクトがあり
パワーを感じます。
絵柄も稲穂が小判だったり
これでもかっ!と
めでたい図柄を盛り込んでて
とても自由な発想が
生きてたんだなーという印象を受けました。
身近にこんなお宝が
あったなんて
いや~おもしろかった
また主催が年配の方というのが
パワフルでステキでした。
韓国でもそうだったのですが
無料で芸術にふれられるって
とてもありがたいです。