友達がいるので
高校のときからなじみのある忠岡に
美術館があるとは知らなかった
45周年記念 秋季特別展
入っていきなり釘付けになったのが
六祖慧能図
どれぐらい見入ってたかなぁ・・・
姿は杵を持った
普通のおじいさんだけど
目がすごく印象的で
宇宙の果てまで見えてるような
青年のような眼差し
説明も興味深くて
慧能 (えのう)という方は
米をつくという修行をされていたらしい。
ずーっと。
そして次期六祖と思われていた僧侶と
悟りの心境を詩で表す対決で
「全ては無」を歌った慧能が選ばれ
六祖となったらしい。
うふふクリアファイルも販売あり。
今回、初めて「書」というものを
じ~っくり見せていただいて
その奥深さに一歩、足を踏み入れた気がします。
漢文はさっぱりですが
漢字をながめていると
なんとなく意味を想像したり
同じ書でも、文字(漢字)によって
やわらかさや強さ
はね方、点の描き方が多彩で
それこそ舐めるように凝視してました。
あとよくみると
線が小さい小さい梵字で書かれてる
文殊菩薩がおもしろかったな~
山水図好きなんですが
やっぱ良いな~
どうやったら墨で
春夏秋冬の景色や
風、音が表現できるんだろうと
これまた舐めるようにながめました。
昔の人も山や川を眺め癒されたり
渡り鳥がV字に飛ぶのを
ワー!なんて
目で追ってたのかなぁと思うと
室町時代も身近に感じます。
陶器類も美しくて惚れ惚れ
どんなおうちで
どんな使い方をされてたのか
想像すると
わくわくします。
茶碗はね~
手に持って触ってみたくなりますよね。
見るだけって、お預けくらってるみたいです。
今回は、現代美術作家の杉本博司氏の
創案によるものだそうです。
カリフォルニア・コンドルという
ニューヨークのアメリカ自然史博物館の
コンドルのジオラマを撮った作品があって
両目で見ると模型だと分かるジオラマが
片目を閉じると、遠近感が無くなり
リアルに見える、という発見から
このシリーズは始まっていると書かれていて
私も全く、その通りの発見をして
楽しんでた頃があったので
「そう!そう!」と心の中で
きゃっきゃした
館をでて左に行くと
お屋敷の見学もでき
日本家屋大好きにはたまりません
天井が低く、超カワイイ
磨きたい衝動が・・・たまらん・・・
磨かせてくれないかなぁ・・・
期待以上に良かった
11月から後期が開催されるので
そちらも楽しみです