月曜の朝 義父が亡くなった

孫娘の「ひ孫見る迄元気でいて」

その声掛けに何度も首を横に振り

孫娘の名前を呼び続けた義父

顔を見せられ本当に良かった

月曜の仕事をやっつけて

翌朝 義父の元へ

苦しみから解き放された安らかな顔

花が好きだった義父は沢山の花に

囲まれ微笑んでいる様だった


通夜を終え私と息子は実家へ

既に布団の用意を義母がしていた

前日の疲れもあり直ぐ眠りに落ちた

海風の強い音に何度も目が覚めて

眠れなかったと言う息子をよそに

母は爆睡していました


葬儀も無事終え実家へ移動

常にジッとしていない85歳の義母

私は義母の半分も動けてない

最初こそ負けじとやったが

無理だと諦めお任せスタイルの嫁


グサッとハッキリ何でも言うので

若い頃は何度も傷つき涙したが

ヘラヘラ返しを覚えた事もあり

ま…いっかと思える程図太くなった

「◯◯◯さん」義母は私をそう呼ぶ


「◯◯◯さん ちょっとコレ」

誰も居ない所で封筒を手渡された

「兄ちゃんに言わないでね」

「結婚式もあるし使って」

香典としてお渡した全額だった

男前の義母だ 


気丈に振る舞っていた義母が

今日 実家を出る際

急に泣き出してしまった

随分と小さくなった

きっと張り詰めていたんだろう

1人にさせておいていいのか…


支えてくれる友達も多い義母

娘も近くに住んでいる

住み慣れた町がいいに決まってる

ずっと別居でお互い自由にやって

来たが…介護が必要になったら

やはり長男の嫁の出番か?


ただ…私もあと2年は仕事がある

身体もボロボロ 果たして介護が

出来るんだろうか

気の強い母と生活出来るんだろか

色々と思う事があるが…

なった時に考えよう それがいい


規定の休み+公休+有休で

4日休みを取った

明日ゆっくりと過ごし労ってやろう