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たらちゃんの天体観測

大阪府寝屋川市在住の子供の頃からの夢だった、天体観測・天体写真の履歴です。

とうとう私も冷却デジカメの世界に突入となりました。

実は今年の春先よりテストを重ねておりまして、やっと記事にすることができるようになりました。

といっても、まだ試作機段階ですので、これからのものではあります。


今回の冷却改造デジカメは、ケーズショップさん が販売を予定されている CANON EOS Kiss X5 を冷却&IRフィルター換装したもので、K's COOL X5 という冷却改造デジカメです。



たらちゃんの天体観測


詳細はケーズショップさんのサイト を見て頂ければ書かれていますが、サイトに掲載の写真より改良がされている為、背面に変更があります。


・パイロットランプが上部に移動(ここには元々乾燥空気の流入口がありました)

・背面左上にIR表面の結露防止マイクロフィルムヒータの温度調整つまみを設置

・冷却ユニット下部に乾燥空気流入口を移動


やはり、冷却デジカメに欠かせないものは、どのように結露対策を行うかだと思います。

K's COOL X5 は、IRフィルター前面にマイクロフィルムヒータを使用することで、IRフィルターの結露を防止します(この画像はケーズショップさんに、IRフィルターに付ける前に写真を撮ってもらいました)


たらちゃんの天体観測


また、夏場と冬場で温度調整ができるように、マイクロフィルムヒータに繋がる抵抗を可変抵抗にしてもらい、それを背面のツマミで調整できるようにしてもらいました。


たらちゃんの天体観測


このツマミの状態に対する温度は以下の通り。


・一番左の状態で0℃(ヒータOFF)

・10時の方向で約30℃

・ 2時の方向で約40℃

・一番右の状態で約50℃


で、通常使用は10時の方向で約30℃で使用です。


夏時期は冷却MAXでの運用でいいと思うのですが、真冬のキンキンに冷えている自然冷却の環境であれば、そこまで冷却MAXにする必要もないような気がします(冷却時バッテリーの消耗も大きいですしね)


真冬までに自作で、電圧可変電源でも作ろうかと思っていまして、電圧を可変にすることで冷却効果も操作できるかなと…。

でもその場合、ヒータに対する電圧も落ちることになるので、その場合このツマミを操作することで、ヒータに直結する抵抗を調整し、ヒータ温度を可変することができると思っています。


その場合の問題点として、ヒータの温度がよくわからない事です^-^;;

これは運用で煮詰めていかないといけないのですが、冷却改造開発時に「ヒータの温度計も付けて!」とケーズショップさんにお願いしたのですが、背面のコネクタを置く場所が無いのと、ヒータ部までサーミスタを持って行きにくかったということで却下されてしまいました。


ま、これに関しては通常使用の範囲内としては常に冷却し、ヒータの調整つまみは10時方向で運用するとして(真冬で何度まで冷却できるかもテストが必要ですし)、余裕が出てきたら冷却効果の調整もやってみようと思っています。


つづいて冷却ユニットの下部には乾燥空気を流入させる空気穴が設置されています。

金魚のブクブクなどを使用してシリカゲルなどを入れた乾燥空気流入装置などを使用すれば、カメラ内部に乾燥空気を入れることができ、カメラ内部の基盤の結露を防げるようになっています。


IRフィルター表面に関してはマイクロフィルムヒータで結露を防止する機構が整備されていますが、カメラボディ内部は結露防止剤などでU字アームをコーティングしているとはいえ、プラスチックの隙間だらけのボディなので、やはりカメラ内部の結露→基盤上のショートなどが心配されます。


某CDSの様に、完全に密閉状態を作れればいいのですが、それも開発が大変ですし、気休め程度かもわかりませんが、カメラ内部へ乾燥空気を流入させる機構を作ってもらいました。


さて、まずはやはりホコリのチェック。

IR表面のホコリはブロアで取ることができますが、CMOS-IR間にもしホコリが入り込んでた場合、我々使用者側ではどう頑張っても取ることができません。


たらちゃんの天体観測


ん~。おしい!発送前にチェックしてもらい、その時頂いた画像には1粒のホコリも見えなかったのですが、この画像の左側に濃いめのホコリが点在します。

ブロアで何度か吹き飛ばしたり、ペンタ棒でペタペタしてみましたがどうして取れませんので、CMOS-IR間のホコリの様です。


発送前には端の方に残っていたホコリが宅急便の車に揺られた結果、内側に移動してきたのでしょうか?とりあえずこれに関しては再クリーニングを依頼しました。


実はこのデジカメ到着した週の週末は月夜だったのですが、冷却効果など現地使用でのテストもかねて遠征する予定でした。が…、やはりマーフィーの法則といいますか、週末は見事に曇り予報…。

というわけで、自宅の部屋で冷却効果のテストを行いました。


まずは、初期状態。クーラー温度27℃設定にした室内でのカメラの冷却を行ってない状態です。


たらちゃんの天体観測


この状態より、カメラの電源は入れずに、冷却を開始します。

使用した電源はいつも遠征時に使用するディープサイクルバッテリー(G&Yu SMF27MS-730) で、使用前に電圧を測ると12.9Vを表示していました。


経過時間(分:秒) 付属温度計(℃) 外気温度差(℃)
00:00 26.7 0.3
05:00 8.2 18.8
10:00 4.6 22.4
15:00 4.5 22.5
20:00 3.4 23.6
25:00 2.7 24.3
30:00 2.3 24.7
35:00 2.3 24.7
40:00 2.1 24.9
45:00 2.0 25.0

たらちゃんの天体観測


という感じで、約30~40分で温度が安定しました。カメラ電源オフ時の冷却効果は外気温-25.0℃という結果となりました。

※今回プロトタイプ版ということで、-25℃の性能がありましたが、この個体につけてある銅製のヒートシンクは既にメーカー製造中止となってしまっているようです。そのため、今後の個体は別のヒートシンクになるため、スペック表記上は「冷却効果:外気温-20℃前後」ということだそうです。


この状態から、続いてカメラの電源を入れ、BACKYARD EOSからデジカメをコネクトします。


経過時間(分:秒) 付属温度計(℃) 外気温度差(℃)
00:00 2.0 25.0
05:00 2.6 24.4
10:00 3.0 24.0
15:00 3.3 23.7
20:00 3.5 23.5

という感じで、カメラの電源を入れた状態で、約1.5℃の温度上昇が見られました。


ここから連続露光を開始します。BACKYARD EOS から ISO1600 300sec露光×12枚を連続でバルブ撮影します。

BACKYARD EOS では、カメラ内部の温度センサーより情報が取れるらしく、その温度も合わせて記載します。

経過時間(分:秒) 付属温度計(℃) BYE温度(℃) 外気温度差(℃)
00:00 3.5 - 23.5
05:00 5.0 -2 22.0
10:00 5.8 1 21.2
15:00 6.3 2 20.7
20:00 6.7 2 20.3
25:00 7.5 2 19.5
30:00 8.5 3 18.5
35:00 9.1 4 17.9
40:00 9.5 5 17.5
45:00 9.6 5 17.4
50:00 9.5 5 17.5
55:00 9.5 5 17.5
60:00 9.5 5 17.5


たらちゃんの天体観測

このテストの終了間際、娘が部屋に入ってきたので、若干部屋の温度が上昇してしまい、温度計が28℃となってしまいました^-^;;

誤差はあるかとは思いますが、連続露光することで、CMOSの温度は約6℃上昇するようです。

電源オンから合計すると、カメラ内部の温度上昇は、約7.5℃となります。


ということで、露光時のCMOS温度は外気温-17.5℃の冷却効果という結果となりました。


今年の遠征で神野山で一番気温が高かった時は約23℃でした。この時を考えると、この冷却効果を考えて、CMOS温度は5.5℃となり、若干ノイズが出ますが、ダークで十分取り除けます。

また真夏を越せば気温も20℃を下回りますので、そうなるとCMOS温度も0℃付近となり、ダーク引きをしなくても良さそうな温度となりそうです。

このあたりのダーク状態に関してはこれから現地での実地テストで検証していこうと思います。


今回の露光テストで気になったのは、BYEの返してきた温度です。

付属の温度計の表記より約4℃ほど低い温度を返しています。いろいろとネットで調べた結果、BYEが取得する温度は CMOSの背面基盤についている温度センサーで取得した温度であり、厳密にCMOS背面の温度では無いとのことです。


内部の構造はよくわかりませんが、付属の温度計はCMOSの温度を測定しており、温度センサーはペルチェよりにあるため、CMOSより低い温度が表示されているのでしょうか。


最後にダーク画像です。非冷却時(室温27℃)と冷却時のISO1600 300sec露光を比べてみました。



室温27~28℃/ISO1600/300sec

(JPG画像中央部300x300px切り抜き)

*長秒時露光ノイズ低減→しない/高感度撮影時のノイズ低減→しない

レベル補正

非冷却時

CMOS温度(38.7℃)

BYE温度(+36℃)

冷却時

CMOS温度(9.5℃)

BYE温度(+5℃)

補正なし

(Lv255)

たらちゃんの天体観測 たらちゃんの天体観測

補正あり

(Lv255→50)

たらちゃんの天体観測 たらちゃんの天体観測

室温27℃でのテストなので、真夏想定(夜間そこまで暑くない?)ですが、冷却の効果は絶大です。

今年の夏(8/17)に遠征したときが一番暑かったですが、そのとき外気温が23℃でした。その時より高い温度でのテストとなりますので、ノイズ低減の効果が大きいのがわかりますね。

これから気温がどんどん低くなり、CMOS温度は0℃に近づいたときのノイズ量が楽しみです。


あとは、現地でのテスト(結露の有無・バッテリーの消費具合)とライトフレームの状態、あとは回数を重ねた使用での故障頻度のテストを行って行く予定です。




前日(8/24)は徹夜明けなのに無理して神野山へ星撮りへ遠征しました。

翌日になって、GPV予報も良い感じ。やっぱ連チャンで出撃したら嫁に怒られるかな~^-^;;

「今日も星見にいってくるわ!」っていうと「今日もいくん!?」って…。そりゃそうだわな(汗)


上の子も「星見にいっちゃダメ!」って…。だよな~。

でも、おとーちゃんは星見に行きたいんです!!!!

日曜日にプリキュアのカードを買う約束で、2連チャンで神野山へ出撃です(汗)


幸いな事に、月没が23:30 頃と遅めなので、せめてものお手伝いということで、子供たちを風呂に入れて、自宅でゆっくりして出かけることにしました。


現地到着は21時頃。現地の駐車場は結構ガランとした感じでしたが、叡電さんが既に望遠鏡を設置されています。月没は23:30なので、皆さんゆっくり来られるということなんでしょう。


西の空にお月様が明るく輝いていますので、余裕をもって準備できます。

昨日ケーブルのテンションでガイドが乱れたので、ケーブル類はまとめてしっかりと三脚の足に固定しておきました。


昨日と比べて、今日の方が若干空の状態は悪い感じの様です。月夜なのに天の川が見えてはいるのですが、空が白い…。


お月様が沈むまでは家族連れで来られた夏の自由研究で夏の星座を調べている親子にいろいろ説明したり、カップルで来られていた方に叡電さんの鏡筒を使用して、hχやM31を見てもらったりと、夏休み最後の週末の星空という感じのひとときを過ごしました。


23:30頃になり、お月様の光が無くなったところで、本日の1対象目を撮影開始。


たらちゃんの天体観測

撮影対象 ケフェウス座 散光星雲(IC1396) 赤道儀 Vixen SXP
撮影日時

2012/08/25 23:30

撮影鏡筒 miniBORG60ED カメラ EOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温20℃ 湿度98%

撮影時間 総露出60分 撮影感度 ISO1600
レデューサ BORG7885 0.85×DG フィルター LPS-P2 コンポジット

300sec×12

撮影場所 奈良県山辺郡山添村 ガイド miniBORG 60n+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])
PhotoshopCS6(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ・彩度強調)
MaxIM DL5.21(コンポジット)
ステライメージ6.5(デジタル現像)・トリミングなし


この対象は非常に大きいです。295mmでなんとかギリギリの画角となりました。

また、左下に写っているオレンジ色の星は「ガーネットスター」と呼ばれる、ケフェウス座のμ星です。星の中でもっとも赤く見えるため、ウィリアムハーシェルそのようにが名付けたとされています。


この巨大な散光星雲の上には、数カ所黒い暗黒帯が走っていますが、露出不足のためはっきりしていないのが残念です。今回初めて撮りましたが、結構淡いですね。1枚あたりの露光が倍は欲しいところです。


続いて今日の本命の対象に鏡筒を向けました。この対象は昨年1度だけ撮影を行いましたが、結構淡く、リベンジ予定リストに入れてた対象です。


たらちゃんの天体観測


撮影対象 カシオペヤ座 ハート星雲(IC1805) 赤道儀 Vixen SXP
撮影日時

2012/08/26 0:50

撮影鏡筒 miniBORG60ED カメラ EOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温20℃ 湿度99%

撮影時間 総露出170分 撮影感度 ISO1600
レデューサ BORG7885 0.85×DG フィルター LPS-P2 コンポジット

600sec×17

撮影場所 奈良県山辺郡山添村 ガイド miniBORG 60n+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])
PhotoshopCS6(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ・彩度強調)
MaxIM DL5.21(コンポジット)
ステライメージ6.5(デジタル現像)・トリミングなし


1枚10分の17枚=2時間50分のたっぷり露出です。撮影開始より薄明までこの対象をとり続けました。

枚数も稼げたおかげで、ある程度のザラザラ間は抑えられたものの、気温20℃の中でのISO1600を600secですので、強烈にノイズだらけになりました^-^;;


ダーク処理で結構補正できますが、この温度&感度ではやはり限界でしょうか。

ダーク引きしていない元画像を見ていると、やはり冷却が欲しくなります^-^;;


この2日間連チャン出撃では600sec露光で撮影をしてみましたが、いつもの300secと比べると倍露光している分、あとの画像処理がすごく楽です。淡い部分を無理に出そうとせずとも、写っているので強調処理を無理しなくてもいい分、背景の荒れも目立ちにくい感じです。

毎回このくらい十分に露光できる夜空であってほしいものです。


2日目の遠征では、いつもの神野山撮影メンバーは少なく、お客さんが非常に多い遠征でした。

叡電さんには夜食をいただいたり、コーヒーを入れていただいたりと、ほんとにありがとうございました。


さて、次週は満月期に突入ですので、自宅でゆっくり機材チェックでもしようかなと思ってます。

今回の遠征でヒータのケーブルが断線してしまったので(予備ケーブルもってて良かった)、予備も含めて現地で何があっても対応できる環境を作っておかないといけませんね。




先週末は久しぶりに週末快晴ですばらしい星空でしたね!

先週の週明けよりNOBさんから速攻でメールをいただき、月曜日には「金曜日遠征しましょう!」とお誘いいただいておりました(はやっ)


遠征予定の前日(木曜日)になって仕事が緊急事態…。なんと木曜日は金曜日にかけて徹夜となってしまいました。仕事が終わったのが金曜日昼…。ヘロヘロになりながら自宅に帰りながら、遠征をどうするか考えてましたが、GPVを見る限りでは、遠征しないともったいないような予報…。


意を決して、NOBさん・かなたさんに「今から寝て夜20時には起きて神野山行きます!」と連絡を入れました(汗) 月没は22:30なので、それまでには現地に着いておきたい…。

自宅に戻り速攻爆睡…。辛うじて、20:30には起床^-^;;急いで用意して、神野山に向かいました。


現地に着くと、駐車場は満員御礼じょうたい^-^;; さすがに皆さん晴れを逃さない方ばかりです。

駐車場には家族連れが多数…。ベアさん、NOBさん、かなたさんと、みなさん準備万態でした^-^;;

しばらくして、モアイさん到着。モアイさんお久しぶりでした。


ちょうどお月様が沈む頃でしたので、急いで撮影準備。


今回は天気予報も良く、雲の襲来がなさそうでしたので、いつもの露光の倍(10分露光)で十分に枚数を稼ぐ作戦としました。狙うは秋のメジャー天体である、アンドロメダ大銀河です。


たらちゃんの天体観測


撮影対象 アンドロメダ座 アンドロメダ大銀河(M31) 赤道儀 Vixen SXP
撮影日時

2012/08/24 23:40

撮影鏡筒 Vixen ED103S カメラ EOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温20℃ 湿度99%

撮影時間 総露出120分 撮影感度 ISO1600
レデューサ レデューサED x0.67 フィルター LPS-P2 コンポジット

600sec×12

撮影場所 奈良県山辺郡山添村 ガイド miniBORG 60n+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])
PhotoshopCS6(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ・彩度強調)
MaxIM DL5.21(コンポジット)
ステライメージ6.5(デジタル現像)・トリミングなし


いままでは5分露光ばかりでしたが、1枚につき、いままでの倍の10分かけることで、周辺の淡い部分まで浮かび上がってきました。また、枚数も12枚と多めに撮れたので、背景の荒れも最小限に抑えられ、いつもに比べて画像処理が非常に楽でした。


このM31を撮って画像処理するたびに思うのですが、うまい方のM31を見ると、周辺の淡い部分が青白い感じなのですが、この青白い感じを出すことができません^-^;;


撮影地である神野山は比較的空が明るい為、公害カットフィルターとしてLPS-P2を使用しています。ノーフィルターだと同条件で5分でヒストグラムが8割くらいの場所になります。

そのため、LPS-P2を使用しているのですが、このフィルターが青白い部分もカットしているのでしょうか?

それとも、デジカメでは限界があるのでしょうか?


続いて2対象目として、M31とよく似た場所に位置する、M33を撮影してみました。

この対象は今回が初めて撮影する対象となります。


たらちゃんの天体観測


撮影対象 さんかく座 渦巻き銀河(M33) 赤道儀 Vixen SXP
撮影日時

2012/08/25 01:59

撮影鏡筒 Vixen ED103S カメラ EOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温20℃ 湿度96%

撮影時間 総露出80分 撮影感度 ISO1600
レデューサ レデューサED x0.67 フィルター LPS-P2 コンポジット

600sec×8

撮影場所 奈良県山辺郡山添村 ガイド miniBORG 60n+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])
PhotoshopCS6(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ・彩度強調)
MaxIM DL5.21(コンポジット)
ステライメージ6.5(デジタル現像)・ちょっぴりトリミング


淡い対象だとはじめからわかっていたので、M31以上の枚数を稼ぐ予定でした。

実際には140分の撮影を行っているのですが、久しぶりに大失敗を犯してしまいました。


SXP赤道儀はSTARBOOK-TENとRS-232Cケーブルでつながっています。

いつもケーブルをテンションがかからないように三脚に固定するのですが、今回は風もなく、また急いで準備したため、ケーブル類を三脚に固定していませんでした。


M33撮影で対象が南中を超えて、カメラが三脚に当たる限界まで露光しようと思っていたため、ケーブルがどんどん引っ張られる状態となってしまい、途中からケーブルのテンションでガイドがぼろぼろになっていました(泣)


それに気づいたのが、撮影開始より9枚撮ったところ。はじめの4枚(40分)は大丈夫でしたが、残りの5枚(50分)はケーブルのテンションがかかる方向に流れています…orz

気がついてケーブルを三脚に固定した後の4枚(40分)は無事流れることなく撮影完了。

その後の1枚(10分)は薄明で青白いのでボツ。結果、8枚(80分)しか使用できませんでした…。


ちょっと荒れ気味ですが、なんとかみれる M33 にはなってくれました。

銀河の腕にポツポツ存在する赤いhα光部分がきれいな対象ですね。


今回の遠征では撮影開始より薄明まで1度も雲の襲来の無い、非常に安定したお天気でした。

このような日は本当に年に数回程度の貴重な撮影チャンスで、徹夜明けでしたが無理してでも遠征し正解でした。


さて、実は次の日も連チャンで遠征しました(ぉ

いまから2日目の画像処理に励みます~^-^;;




やってきました新月期!

世間がお盆休みの中、今年のお盆は新月まっただ中。でも私は仕事ですorz

平日は遠征できませんが、NOBさんからの「大台ヶ原最高でした!」というご報告をうらやましく思い、

ピグライフ&ピグアイランドに励んで…、いえ、お仕事に励んでおりました(^-^;;


週末に近づき、GPV様によると、金曜日は何とか晴れ、土曜日は雨予報な感じ。

ということは、やはり金曜に遠征でしょう!ということで、金曜日にピグアイランドを定時で切り上げて、

定時ダッシュ!


自宅の最寄り駅に着くと、激しい夕立…。ここのところ、夕方になると激しく雨が降りますね。

傘はもってるものの、しばし駅で待機状態。20分ほど待って、小降りになったところで、自宅にダッシュしました。


雨が止むのをまって、機材一式を積み、自宅を出発したのが20時過ぎ…。結構遅くなりました(涙)

道中、雷がゴロゴロ&ピカピカ…。雨こそは降ってませんが、こんな状態で星撮りできるのか…と思いつつ21時半頃、神野山へ到着。


到着してみると、いつもの駐車場には1台しか車がとまってません。そりゃこんな空ならねぇ^-^;;

ちょうど車からおりてこられたので、お話してみると FUKAIさんでした。

空は一面曇りなので、FUKAIさんといろいろとおしゃべりしていると、続々といつもの仲間が到着。


NOBさん、ベアさん、かなたさんが到着され、みなさんで椅子をだして囲んで天文談義^-^;;

夜半手前までおしゃべりしてたような気がします(笑)


微妙に星空が見え始めたので、機材を出し準備します。

といっても、薄雲が沸き、消えるを繰り返すいまいちなお天気…。あまり長時間露光もさせてもらえそうにないので、そんな時はこんな対象^-^;;


たらちゃんの天体観測


撮影対象 ペルセウス座 hχ星団(NGC869,NGC884) 赤道儀 Vixen SXP
撮影日時

2012/08/18 01:56

撮影鏡筒 Vixen ED103S カメラ EOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温23℃ 湿度99%

撮影時間 総露出27分 撮影感度 ISO1600
レデューサ レデューサED x0.67 フィルター LPS-P2 コンポジット

180sec×9

撮影場所 奈良県山辺郡山添村 ガイド miniBORG 60n+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])
PhotoshopCS6.0(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ・彩度強調)
MaxIM DL5.21(コンポジット)・NeatImage7(ノイズ処理)
ステライメージ6.5a(デジタル現像)・トリミングなし


私が一番好きな対象です。

というのも、赤いやつは目で見れません。星団は眼視でも同じように見えますし、ベアさんの双眼望遠鏡で見せていただいた立体的なhχ星団の美しさが忘れられません。

(叡電さんの噂の双眼でhχを見せてもらえるのを楽しみにしてます!)


晴れてもすぐ曇るといってお天気なので、撮影開始がこんな時間になってしまいました。

hχ星団の撮影が完了後(といってももうちょっと撮りたかったのですが、雲がもくもくと…)、薄明まで残すは約30分。


あと30分という中途半端な時間の中、高度的には良い感じの高度だった、冬を代表するこの対象を撮影してみました。


たらちゃんの天体観測


撮影対象 おうし座 プレアデス星団(M45) 赤道儀 Vixen SXP
撮影日時

2012/08/18 03:20

撮影鏡筒 Vixen ED103S カメラ EOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温23℃ 湿度99%

撮影時間 総露出21分 撮影感度 ISO1600
レデューサ レデューサED x0.67 フィルター LPS-P2 コンポジット

300sec×7

撮影場所 奈良県山辺郡山添村 ガイド miniBORG 60n+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])
PhotoshopCS6.0(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ・彩度強調)
MaxIM DL5.21(コンポジット)・NeatImage7(ノイズ処理)
ステライメージ6.5a(デジタル現像)・トリミングなし


冬の対象なので、ちょっと季節先取り過ぎですね^-^;;

薄明間近で時間が無くて、コンポジット枚数が足りないのと、露光時間が少なすぎなので、いまいちの「昴」となってしまいましたが、今後この対象を腰を据えて十分に露光して撮ってみようと思います。


薄明時には東の空にはオリオン座が昇ってきてました。

思わず薄明の中M42を撮ろうかと思いましたが、あっという間に曇られたので季節先取り過ぎはお預けとなってしまいました^-^;;


撮影途中も遠方での雷ピカピカ状態だったので、いつ雨に遭ってもおかしくないような不安定なお天気でしたが、なんとかボウズにはならず2対象も撮れてホッとしています。


機材片付け後には、ベアさんより差し入れのお寿司をいただき、いつもいつもありがとうございます。

NOBさんは、大台&大台&神野山の3連チャン、ベアさんは神野山&翌日神野山の2連チャンだったようで、みなさん行動力がすごいです!


今週末は夜半前にはお月様も沈みますので、そろそろ夏の高気圧に覆われて、すっきり快晴であってほしいものです。




遠征してはや1週間が過ぎようとしています(滝汗

最近画像処理の時間がなく、なかなかブログがかけずにいます^-^;;

もうちょっとリアルタイムにかけるようにがんばりますm(_ _)m


というわけで、先週(7/28)に神野山へ梅雨明け初の星撮り遠征出かけてきました。

いつもながら早めに自宅をリポDドーピングの元出発。現地到着は19:30でした。


現地に到着してみると、いつもの駐車場は車で埋め尽くされています(汗)

どうも、奈良のNPO法人と星くらぶM57さん主催(?)の観望会が開催されていたようです。

夏休みだけあって、親子連れでいつもの神野山が人で埋め尽くされていました。

いや~、人が多いのいいですねー。みなさん是非星に興味をもってもらいたいものです。


また、現地にはあの有名な“きりんさん望遠鏡”が「どーーーん」と鎮座しています。

すごいです。20cm屈折望遠鏡…。

いろいろときりんさんを触らさせていただき、天頂付近のM57の導入に四苦八苦したり…^-^;;

ブログ書くときになって、きりんさんを撮ってなかったことに後悔^-^;;


さて、現地の空はというと、21:00頃までの観望会中は微妙に雲は流れるものの、かろうじて晴れてはいても、空にはお月様が輝いています。

観望会が終わると前面曇り^-^;; 月が沈むまでみなさんとおしゃべりしながら待機です。


という私は、この空の為半分撮影をあきらめていて、機材も出さずにおしゃべりメインで過ごしていました。

GPV予報も悪い感じだし、もう晴れたとしても撮影出来る空ではないだろうと…。


そんな感じで“きりんさん”で雲の合間からM31やhχを導入して見たり、みなさんとおしゃべりしてたり…。

NOBさんの秘密兵器をみんなで観察したりと…。

そうこうしているうちに夜半を過ぎ、月が沈む頃に急激に晴れてきました(ぉ


機材を出すかどうか悩んでいたところ、NOBさんが 「ナノ・トラッカー」を持ってこられ、使ってみませんかと…。おお!超小型赤道儀!19,800円で買える格安赤道儀です。

微動装置のついた三脚セットで、NOBさんよりお借りしました。


まずは極軸あわせ。これがひじょ~~~にやりにくい(汗)

ナノ・トラッカーの左上に穴が開いてて、この穴から覗いて北極星が入るようにするそうです。

私にはどうがんばっても、北極星を入れることができませんでした^-^;;


結局穴にレーザーポインターが通る様にセットして、レーザーが北極星を指すようにしてみました。

が、レーザーポインターの向きによって、結構な誤差がありますね。

正確な極軸合わせが、この赤道儀の肝になりそうですね。


で、とりあえず夏の大三角付近にカメラを向けてみました。


たらちゃんの天体観測


撮影対象 夏の大三角付近 天の川 赤道儀 nano. tracker
撮影日時

2012/07/29 00:48

撮影鏡筒 EFS18-55mm(18mm/F5.0) カメラ EOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温22℃ 湿度99%

撮影時間 総露出36分 撮影感度 ISO1600
レデューサ なし フィルター なし コンポジット

120sec×18

撮影場所 奈良県山辺郡山添村 ガイド なし
使用ソフト

RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite2frame])

PhotoshopCS5.1(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ)・MaxIM DL5.18(コンポジット)

ステライメージ6.5(デジタル現像)・トリミングあり


F5.0まで絞ってみましたが、周辺の放射状に流れる星像が結構ありますね。

もう少し絞った方が良かったようです。露出は少ない方ですが、天の川がなんとか写ってくれました。
あと、微妙にピントが甘いですね。カメラレンズでのピントだし、結構難しいです。


天の川を撮りっていると、急激に空の雲が無くなってきました。さすがに夜半を過ぎた神野山です。

機材を出すか悩んでいると、NOBさんが「もちろんいまから機材だして準備しますよ!」とのこと。

NOBさんが出すならと、私も準備することにしました。


準備すること約40分。その間は nano.tracker にがんばってもらいました。

急いで準備し、急いで導入。薄明までの時間を考えると余裕がありません。画角もそんなに確認せずに撮影を開始しました。


たらちゃんの天体観測


撮影対象 アンドロメダ座 アンドロメダ大銀河(M31) 赤道儀 Vixen SXP
撮影日時

2012/07/29 01:58

撮影鏡筒 Vixen ED103S カメラ EOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温22℃ 湿度99%

撮影時間 総露出70分 撮影感度 ISO1600
レデューサ レデューサED x0.67 フィルター LPS-P2 コンポジット

300sec×14

撮影場所 奈良県山辺郡山添村 ガイド miniBORG 60n+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])
PhotoshopCS5.1(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ・彩度強調)
MaxIM DL5.18(コンポジット)・NeatImage7(ノイズ処理)
ステライメージ6.5(デジタル現像)・トリミングなし


急ぎすぎたせいで、画角が…。もうちょっと左に回転しておけばよかった^-^;;

ED103S+レデューサの焦点距離533mmがアンドロメダを撮るにはいい焦点距離ですね。

これからが秋の星座の本番ですし、もっとじっくりもっと露出を稼いで撮りまくろうと思います。


このあと、薄明まで残り時間が30分。30分あればとhχ星団に向けて1枚撮ったところで、雲襲来^-^;;

結局アンドロメダ大銀河しか撮ることが出来ませんでしたが、NOBさんを信じて機材を出して正解でした。


今回の遠征では、高垣さんの楽しいお話を聞かせていただいたり、国際光器の方ともおしゃべりさせていただいて、楽しいひとときを過ごせました。


それにしても暑いです。こんな暑さでISO1600での撮影はノイズまみれ…。

NOBさん、秘密兵器の完成に向けてがんばってください!




恒例の自分用星撮りカレンダー。


やっと梅雨が明けて夏真っ盛り!暑いです!撮影するとノイズまみれですorz

8月はお盆と新月期が重なって、お盆休みは星撮り三昧な方が多いのではないでしょうか。

という私は…仕事ですorz なんてこった(涙)


8/4は満月後の星見には適さない時ですが、我が遠征地の「神野山」で「七夕の集い星空観測会2012 」が開催されます。我が家族は嫁子供共々、全員で参加予定です。

数十台(?)の望遠鏡が並ぶと思いますので、興味の有る方はふるってご参加ください!


年月日 曜日 月齢 天文薄明 月出 南中 月没 撮影可能? メモ
2012/08/03 14.9 翌 3:33 19:23 翌 1:12 翌 7:07 ×
2012/08/04 15.9 翌 3:34 19:56 翌 1:59 翌 8:08 ×

山添村

七夕の集い星空観測会2012

2012/08/10 21.9 翌 3:41 23:21 翌 6:31 翌13:44 ×
2012/08/11 22.9 翌 3:42 翌 0:05 翌 7:20 翌14:35 ×
2012/08/17 28.9 翌 3:48 4:41 11:27 18:06
2012/08/18 0.5 翌 3:49 5:44 12:16 18:40
2012/08/24 6.5 翌 3:55 12:16 17:30 22:40
2012/08/25 7.5 翌 3:56 13:20 18:28 23:36
2012/08/31 13.5 翌 4:02 17:54 23:51 翌 5:54 ×
※各データは我が観測地の奈良県を基準としています


先週末の3連休は、まだまだ梅雨中…。
連休に入るまでは最悪の天気予報でしたが、連休の中日に当日にはいきなり天気予報も晴れ予報に変わり、星空が拝めそうな感じになってきました。
晴れるとは思ってなかったので、当日急遽夕方準備し、娘に「夜にベランダで晴れを祈願する踊りを踊っといて!」っとお願いときました(笑)

リポDドーピングの元 17:30に自宅を出発し、19:00には現地神野山に到着。
周辺はまだまだ明るい時間で、もしや一番乗り?と思いきや、ベアさんはすでに到着済みで双眼セッティング中。はやっ!
いつもながら全天曇りなので、皆さんが来られるのを待ちながら、準備。

金環以来お久しぶりにお会いするグッチさんが来られ、すぐに大和さん、inouさんが来られました。

その後続々とお客さんや、豊天の方々も来られ、さすが3連休の中日で皆さん星空に飢えてたんですね(笑)
空の状態はと言うと、西→北→東とずううううっと薄雲はあるような空。

しかしながら天頂付近を南側にちょっと過ぎたあたりから、南低空までは雲が無い変なお天気。

これが薄明間近まで続きました^-^;;
南天しか撮れませんし、風はましな感じだったので、久しぶりにED103Sを乗っけてみました。 

$たらちゃんの天体観測

撮影対象いて座 干潟星雲(M8)赤道儀Vixen SXP
撮影日時

2012/07/15 21:32

撮影鏡筒Vixen ED103SカメラEOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温24℃ 湿度76%

撮影時間総露出80分撮影感度ISO800
レデューサレデューサED x0.67フィルター

LPS-P2

コンポジット

300sec×16

撮影場所奈良県山辺郡山添村ガイドminiBORG 60n+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト

RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])

PhotoshopCS5.1(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ・彩度強調)

MaxIM DL5.18(コンポジット)・NeatImage7(ノイズ処理)

ステライメージ6.5(デジタル現像)・トリミングなし



目で空を見る限り、南天だけは晴れて見えていましたが、撮ってみると明るい恒星の周りがボヤっと滲んでいるので、空全体的に薄雲がかかっていたんですね。
続いて狙うはまたまた南天^-^;;

たらちゃんの天体観測

撮影対象いて座 オメガ星雲(M17)赤道儀Vixen SXP
撮影日時

2012/07/15 23:31

撮影鏡筒Vixen ED103SカメラEOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温23℃ 湿度87%

撮影時間総露出50分撮影感度ISO800
レデューサレデューサED x0.67フィルター

LPS-P2

コンポジット

300sec×10

撮影場所奈良県山辺郡山添村ガイドminiBORG 60n+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト

RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])

PhotoshopCS5.1(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ・彩度強調)

MaxIM DL5.18(コンポジット)・NeatImage7(ノイズ処理)

ステライメージ6.5(デジタル現像)・トリミングなし



この対象もM8同様明るい対象で、こんな短時間露光でも明るく写ります。
わし星雲やこのオメガ星雲は毎年撮りたくても撮れなかった対象です。昨年も梅雨が開けて撮れるタイミングになったときにはすでに時遅しで、毎年のように取り逃がしていました。
梅雨のまっただ中(実は梅雨明けしていたという噂も?)ですが、運良く晴れ間に出会え、南天が撮れたことに感謝です。

夜半を過ぎてしまうと、夏の大三角は南中を超えるような所まで登り、東の空はすでに秋の星座で賑わってきます。
東の空も常時雲がありましたが、なんとかM31あたりは雲が無くなってきました。
M31を狙うか、まだ低空ですが、hχ星団を狙うか…と決めかねていたところ、あっという間に東の空が雲に覆われましたorz

南天にも雲がさしかかりましたが、すこし経つと南天の雲は捌けて行ったので、やはり南方面しか撮らせてもらえません。
わし星雲も西の空の光害まっただ中に沈みかけているので、狙えません…。
何を撮ろう…と決めかねているところ、NOBさんの鏡筒を見ると南方向に向いています。
NOBさんにお聞きしたところ、NGC7293を撮っているということでしたので、まねして同じ物を撮ることに^-^;;


撮影対象みずがめ座 らせん星雲(NGC7293)赤道儀Vixen SXP
撮影日時

2012/07/16 0:59

撮影鏡筒Vixen ED103SカメラEOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温22℃ 湿度93%

撮影時間総露出60分撮影感度ISO800
レデューサレデューサED x0.67フィルター

LPS-P2

コンポジット

300sec×12

撮影場所奈良県山辺郡山添村ガイドminiBORG 60n+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト

RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])

PhotoshopCS5.1(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ・彩度強調)

MaxIM DL5.18(コンポジット)・NeatImage7(ノイズ処理)

ステライメージ6.5(デジタル現像)・トリミングなし



撮影当日の気温は24℃(薄明時は22℃)で、以前御杖村で17℃の時のISO1600が限界かなーと思ってたので、今回はISO800で撮影してみました。
ISOを落とした分、露光時間を延ばすべきですが、こんな空の状態だったので、同じ300secで撮りました。

この対象結構淡いですね。もう少しじっくりと撮ってみたい対象としてリベンジリスト入りです。
M57の巨大版というか、焦点距離533mm・APS-Cサイズノートリミングでこの大きさですので、結構大きいです。
明るさはM57の方が明るくて良く写りますが、こっちの方が大きくて迫力がありますね。

今回はISO800で通して撮ったため、すべて露光不足になってしまいました。
こんな暑さの中撮るとなると、やはり冷却がほしくなってきますね。
この冷却欲しい病は秋頃まで良く発症する病気の様で、冬から春にかけては寒さの為か冷却ウィルスが活動停止するようです。

今回すべてにおいて露光不足の為、無理矢理強調処理をかけて淡い部分をあぶり出してしまったので、背景はざらざら…。
あまり拡大して見ないでください^-^;;;

この3連休が明けて早々に梅雨明け宣言がされました。
やっと梅雨が明けた!と意気込んでましたが、梅雨明け後初の新月期は見事に雨模様…。
ニュースによると戻り梅雨だとか…。戻ってくるな~orz





天体撮影は山奥の電気の無い場所で行うのですが、機材は電気を必要とします。

赤道儀もそうですが、カメラ・ヒーター・ノートPCと電気食いの機材が多数…。


以前はSG-3000DX を使用していました。


たらちゃんの天体観測-ポータブル電源 SG-3000DX


が、機材が増えるにつれて20haと容量不足となった為、ディープサイクルバッテリー(G&Yu SMF27MS-730) を購入しました。



たらちゃんの天体観測-バッテリー


デープサイクルバッテリーには専用の充電器が必要ということで、セットで売られていた充電器も購入しました。


たらちゃんの天体観測-充電器

この商品、プラスゲイン(PLUS GAIN)という会社の、「POWERED チャージャー」[PG-PP-SMC-1204]というものです。


いつもなら充電を開始し、6時間程度経つと、充電は完了しトルク充電モードになっていました。

最近バッテリーを充電しようとすると、いくら経っても充電が完了しません…。


充電開始時の電圧は12.2V。約24時間充電をしても終わらないので、一端充電を停止し、電圧を測ってみても、12.2V…orz まったく充電されてないやん…。


バッテリーは購入後約1年半経過。また星撮り遠征でしか使用してないので、充電回数も30回も行っていないはず。また遠征から戻り次第充電をしていたので、寿命というのも考えにくいし…。

ということで、とりあえず G&Yu の日本代理店へメールで問い合わせてみました。


帰ってきた回答は…。


・充電器とバッテリーのマッチング不良

 → この充電器とのマッチングは未確認の為、保証は出来ない


・バッテリーの劣化


・充電器の故障


とのことでした。


マッチングに関しては、セット売りされてたわけで…(セットで売っててマッチしないはないだろ…)

というか、1年半は正常に使えてやので、マッチングの問題ではなさそう。


バッテリーの劣化に関しては、バッテリーのインジケータは緑表示なので、特に問題はなさそう。


ということは…、充電器の故障?

確かに、充電中の点滅がいつもはゆっくり点滅だったような気がするのに、いま充電してみると点滅がやたら早いような気がします(点滅が早いからどうなのかはよく分からんが…)


ん~、やはり疑うべきは“充電器の故障”が濃厚か…。


ということで、とりあえず修理に出すとどのくらい費用がかかるか聞いてみるべく、購入先のプラスゲインのサポート電話番号をネットで調べて見ました。


サイトはすんなり見つかった(http://www.plus-d.in/ )のですが、何故かお問い合わせのリンクはリンク切れ…。ネットショップの商品リンクもことごとくリンク切れ…。

修理に関するお問い合わせリンクもNot Found…。修理受付フォームのリンクも404エラー。


どうゆうこっちゃ!


会社名で調べて見ると「プラスゲインのしゃちょータイホ!」っていうブログ記事が…。

うわー。偽ブランド販売の詐欺行為で逮捕だそうで…。会社も見事に倒産済みorz

(2011年9月に倒産って結構前からなかったのね…)


また、ヒットしたブログでは「こんな満足にチャージできないチャージャーを誇大広告で売ってはいかん!」って…。まさに私が持ってる充電器(涙)


あちゃー。修理どころか、会社がもう無くて、さらに欠陥品(?)だったようで…。

私が買った1年半前はいろんなネットショップでセット売りされまくってたんだけどなぁ(汗)

まぁ、仕方が無い…。1年半は何とか使えたわけだし…。


ということで、今度はいい物をということで、ネットで調べた結果、ACデルコ(ACDelco)次世代全自動バッテリー充電器(AD-0002) を購入してみました。


たらちゃんの天体観測

死にかけたバッテリーを生き返らせる機能(メンテナンスモード)があるとか…。

いろいろ調べて見た結果、評価的には良さそうな感じだし、名の知れたメーカ(というかバッテリーを作ってるのメーカ)なので、信頼も出来そう。


早速注文し、2日で届いたので(はやっ)早速充電してみると、普通に充電完了。

電圧を測定してみても14Vオーバーを表示。やはりパワーゲインの充電器が故障してただけでした。


また、よく似た商品でオメガ・プロ プロ使用・パルス&マイコン制御・全自動バッテリーチャージャー OP-0002 という、型番も似すぎているあやしい商品ありました。


たらちゃんの天体観測


いくらなんでも似すぎてるだろ…と思って、アマゾンのカスタマレビューを見ると、ACデルコのOEMモデルとのこと。中身はAD-0002と全く一緒ということなので、怪しい訳でも何でもありませんでした^-^;;

こっちもOEMモデルの方が若干安いので、お値段を気にされる場合はこっちでもいいかもです。

(サポートはどうなんだろう…、故障時の考えると、ACデルコの方を買った方がいいのかな?)


とりあえず、梅雨の間に問題が解決して良かったです。

プラスゲインの充電器をお持ちの方、お気を付けください^-^;;




天体趣味の人達にとっては憂鬱な梅雨のまっただ中です。

昨年の梅雨もほぼ1ヶ月全て曇りや雨で星見は出来ませんでした。

今年も梅雨パワーは強力で、常に曇り・雨…orz


これだけ天気が悪いと週末の天気予報もダメだろう…と天気予報さえ見ていませんでしたが、先週末付近になって、かなたさんよりメール着信。


「土曜日はダメそうな予報ですが、金曜日もし晴れそうなら、星撮り遠征リベンジしませんか?」


もちろんOKです!!

梅雨のまっただ中、もし晴れれば儲け物です。

NOBさん、オオウチさんにもご連絡をし、オオウチさんの用事ありとのことで不参加でしたが、NOBさんはいつも通り「いいですよ!」とのお返事^-^;;


平日なので定時ダッシュにはなりますが、夜半までお月様が大活躍なので、ゆっくりと出発しても大丈夫です。と言うわけで、定時ダッシュして、自宅を19:30には出発しました。


いままでは神野山しか行っていませんでしたので、今回は偵察も兼ねて“奈良県宇陀郡御杖村”の“みつえ高原牧場”に行ってみることにしました。

この場所はいつもの遠征地の神野山(奈良県山辺郡山添村)より直線距離にして約30kmほど南南東に位置します。


神野山は東に伊勢市や名張市が近いため、やはり光害の影響で空が明るいのですが、御杖村まで南下すると、名張市を越えますので、南にはもう山しかありません(南の先に大台ヶ原になりますね)

南方向を撮るには最高のロケーションです。


NOBさん、かなたさん、私と今回初めて行く遠征地ですので、かなたさんのご自宅の近くの名阪国道小倉IC出口に集合し、山越えルートで行きました。

高野山の上りを思わせるような狭い山道を走り、走り、走り…。走ること約1時間^-^;;

至る所で通行止め…orz 通行止めを迂回し、行き止まりになるとUターン出来そうにない車1台がギリギリの山道を走り、ナビではもうすぐそこという所まで来て、通行止め…。


土嚢が並べられ、先に行けなくなっています。車を降りて先を見ると、先日の台風の影響なので、道路が陥没…。この道では先に進めないようです(涙)

何回も切り返し、なんとかUターンし、来た道を戻り迂回ルートを探し…と小倉ICから1時間半~2時間かけて、なんとか目的地である“みつえ高原牧場”に到着しました。


到着してみると、3名の方が望遠鏡を設置し、撮影準備をされています。

ご挨拶にと近づいてみると、お一人は神野山でお世話になっている kkozakさんでした^-^;;

珍しい所でお会いしますね~とお話しつつ、設営ポイントを教えてもらい、皆さんのお近くに望遠鏡を広げさせてもらいました。


現地到着は23:00頃で、月没が深夜1:00なので、まだまだ充分に時間はあります。

空の状態はいまいちで、薄雲が通過しまくり、やはり梅雨の合間の空だなーという感じでした。


月没の1:00を過ぎたあたりから、なんとか雲も無くなり始めたので、撮影開始。

撮影中に天頂に見上げると、神野山では見たこと無いほどのクッキリとした濃い天の川が見えました。

この場所の常連さんのkiriさんとお話させて頂きましたが、この日の天の川はいつもと比べても70%程度で、もっと空の良い条件であれば、もっと濃い天の川がこの場所では見れるそうです。


ああ、やばいです。

いい空を体験してしまうと、いい空の場所にしか行けない体になってしまいます…(汗)


この時期の夜半前後になると、もう夏の星座は天頂付近から西に傾いています。

東の空には秋の星座が昇って来ています。この日南の低空はもやっている様で、条件が良くなさそうでしたので、またまた季節先取りということで、東の空に昇って来た秋の対象を撮影してみました。


たらちゃんの天体観測


撮影対象 アンドロメダ座 アンドロメダ大銀河(M31) 赤道儀 Vixen SXP
撮影日時

2012/06/30 01:17

撮影鏡筒 miniBORG60ED カメラ EOS KissX2(IR改)
撮影条件

気温17℃ 湿度98%

撮影時間 総露出55分 撮影感度 ISO1600
レデューサ BORG7885 0.85×DG フィルター

LPS-P2

コンポジット

300sec×11

撮影場所 奈良県宇陀郡御杖村 ガイド miniBORG 60n+Lodestar+PHD Guiding
使用ソフト

RAP2.0.2.1033(ダーク処理[Composite4frame]・フラット処理[Composite128frame])

PhotoshopCS5.1(RAW現像・カラーバランス・トーンカーブ・彩度強調)

MaxIM DL5.18(コンポジット)・NeatImage7(ノイズ処理)

ステライメージ6.5(デジタル現像)・トリミングなし


撮影途中で雲の襲来が少しありましたが、1時間だけではありますが、なんとか晴れてくれました。

その後はベタ曇り…。1時間だけでも晴れてくれ、撮影出来ただけでも有り難かったです。

また、いつも見ている天の川では無い、濃い天の川も見れましたし、御杖村に遠征して正解でした。


また、kkozakさんや、kiriさん、奥にいらした方(お名前失念…申し訳ありません)とも、曇ってた事もあって、いろいろとお話させて頂き、楽しいひとときを過ごせました。

またこの撮影地に遠征してくることもあるかと思いますが、現地でお会いしましたらよろしくお願いします。


3時過ぎには薄明なので、フラットとってダークとって撤収です。

帰りは山道を避け、369号線を走って帰りましたが、約1時間で名阪国道針TRSに到着。そのまま直進し、奈良公園の山道を抜けていつものルートで自宅まで1時間ちょいの、合計2時間ちょっとで帰ることが出来ました。


神野山まで約1時間。御杖村まで約2時間という感じですね。

大台ヶ原遠征に比べると比較的行きやすい時間ですし、確実に晴れそうな感じであれば、今後御杖村まで遠征ということになりそうです。


やはり暗い空は最高です!やばい…はまってるし…(汗)




恒例の自分用星撮りカレンダー。


"恒例"といいつつ、すっかり6月の星撮りカレンダーの作成を忘れていました…(汗)

まぁ、梅雨だし…いいですよね?…、すいませんm(_ _)m ごめんなさい^-^;;


で、6月は梅雨の合間に1度だけ遠征しました。その記事は追々書きますね^-^;;


そうこう言っているうちに、あっという間にもう7月ですね。

昨年の近畿地方の梅雨明けは 7/8で例年より13日早かったようです。

となると、前年にならって早ければ今週末には梅雨明け、遅ければ7月の新月期頃に梅雨明けとなりそうな感じです。


7/20はちょっと用事ありになってるので、7/20は充分に曇って頂き、7/21にすっきり晴れて下さい!


年月日 曜日 月齢 天文薄明 月出 南中 月没 撮影可能? メモ
2012/07/06 16.5 翌 3:06 20:52 翌 2:34 翌 8:22 ×
2012/07/07 17.5 翌 3:06 21:26 翌 3:22 翌 9:24 ×
2012/07/13 23.5 翌 3:11 翌 0:43 翌 7:50 翌15:01 翌 0:43月出
2012/07/14 24.5 翌 3:12 翌 1:25 翌 8:38 翌15:53 翌 1:25月出
2012/07/15 25.5 翌 3:13 翌 2:11 翌 9:27 翌16:43 翌 2:11月出
2012/07/20 0.9 翌 3:18 5:52 12:45 19:31
2012/07/21 1.9 翌 3:19 6:53 13:33 20:06
2012/07/27 7.9 翌 3:25 13:17 18:36 23:51 翌 0:00以降OK
2012/07/28 8.9 翌 3:27 14:24 19:35 翌 0:43 × 翌 1:00以降OK
※各データは我が観測地の奈良県を基準としています