日本の姿を見て世界が平和になったら | 医療とバレーボールとアメリカ留学記

医療とバレーボールとアメリカ留学記

2016年5月9日からアメリカオハイオ州のオハイオ州立大学に留学することとなりました。日本では埼玉の大学病院でリウマチ膠原病内科医をしていました。冨永こよみ選手を中心に上尾メディックスを応援しております。これからは基本的には留学中の日記が主となります。

例の障害者施設での大量殺人事件、こちらでも大きなニュースになっております。

同僚からも「日本でとんでもないことが起こったみたいじゃないか」と言われました。

特にアメリカ人にはこの事件は反響が大きいと思います。

それは、殺害された人数の多さも去ることながら、やはり障害者を狙った犯行というのは衝撃だったものと思います。


多分、皆さんはアメリカではまだ差別はあるのか?ということは関心事の一つかと思います。

答えは''Yes''です。

これは私の親友である例の黒人大学院生が教えてくれました。

ただし、差別しているのは一般人ではありません。

一番言っていたのは警察です。

警察は黒人というだけでマークしてきます。

確かに、この周辺で私がここに来てから3件強盗事件がありましたが、全て黒人の犯行です。

でも、実際に白人も犯罪は起こします。

しかし、やはり黒人がやることが多いから、黒人がマークされるのです。

黒人がマークされるから余計怒りの矛先をよからぬ方に向けられるのです。

前にDallasで起こった例の事件は起こるべくして起こった事件と、残念ながら黒人は皆思っているようです。

現実はそれだけ根強いです。

その他、大学の募集人員も白人の方が多く受け入れられるようになっているという話も聞きました。

オハイオに関してはどちらかと言えば白人の方が多いですが、黒人も結構います。

ただ、職場により多少傾向はあるものの、白人と黒人が共存する職場はとても多く、職場内では意気投合してやっており、私がここで普通に生活する分には白人と黒人の差別的なものはあまり感じませんでした。

現実的には一昔よりは間違いなく減っているはずです。

ということは、差別はなくすべきだと多くの人が思っている証拠です。

日本はどうなんだという話になりましたが、日本の場合は周辺アジア諸国を毛嫌いしている人は一部いますが、単一民族、そして仏教国というのは名ばかりで、現実的には無宗教国家ということもあり、世界的に見てもかなり平和な国であることは誇れる所であり、私も周りにはそれを伝えていきたいと思っていました。

しかし、日本がBBCニュース、NYTimes、Yahoo.comで取り上げられるニュースというと、私がここに来て記憶にあるのは、北海道で行方不明になった男児の発見、桝添前都知事の不祥事(''sekoi''という言葉で報道されていました)、女性歌手刺傷事件、天皇陛下の生前退任希望、そして今回の事件でした。

皆さんが想像している以上に日本の本来持っている素晴らしさはアメリカでは伝わっていないと思います。

同僚からは「日本には銃はないのか?」とか「日本には徴兵制はあるのか?」とか聞かれました。

アメリカ人の認識は残念ながらその程度です。

例の事件はかなり特殊な事例です。

しかし、動機として語っている反応の言葉は常軌を逸していると誰もが思っていると思いますが、実は仏教国の中には障害者は前世悪いことをした証拠と信じられ、差別的な扱いをされている国は存在するようです。

また、大きな戦争はないものの、やはり中東のみならず最近はヨーロッパ諸国まで非常に大きな事件が増えています。

どうすれば差別のない平和な世界を作り上げることが出来るか、日本はそれを世界に示すことが出来る数少ない国です。

そういう点で4年後の東京オリンピックは最大のチャンスだと思います。

私は日本人として日本の姿を見て世界が平和になったらと願ってやまないです。



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