初めて飛び込んだ障害者水泳の世界
どんな世界なのか全くわからない世界
言葉は悪いが正直言って長男が障害者にならなかったら知ろうともしなかったかもしれない···今でもちゃんとは理解出来ていないだろうけど。


身体障害、視覚障害、聴覚障害、知的障害···
身体障害の中にも先天性と中途障害···
視覚、聴覚障害の中にも様々な障害···


なにも知らなかった。いや知ろうとしていなかったなぁと思います。でも分かったことがありました。そこに集まってきている人たちはメチャクチャ明るいんです。そりゃ障害を持っていますから、何かしら大変なこと辛いことも各々持っているはずですが~水泳を通して生き生きとしているんです。


それは長男にも言えること(笑)
脳梗塞で倒れ右半身麻痺になってしまった。本当の辛さは悔しさは本人しかわからないことですが~小さい頃から泳いでいたプールが長男を待っていてくれました(スイミングのコーチに感謝)


リハビリから始めた水泳ですが、泳げるという楽しさをもう一度体感し、障害を持っていても競いあえる仲間がいてみんなで1等賞を目指して頑張る!誰も障害なんてもろともせずガンガン泳いでます。そんな中に飛び込んでいけた長男は幸せ者なのでしょうね。水泳がなかったら···


競泳として泳ぎ始めてすぐに全国大会に~
でもあの時、東京都代表に選ばれたことが長男にとって自立の一歩。監督、コーチは障害者に対する知識もあるわけですから安心して預けることができました。というのも倒れて1人で外泊&遠出するのが初めて(笑)安心と言っても出発の時は集合場所まで着いて行ってる私です(子離れ出来てませんでしたね)


ましてや自分のテリトリーだけで障害者の皆さんと過ごしていた長男~日本全国の人たちが埼玉県に結集。近い、近い~あの時はまだ私の親も元気だったのでみんなで応援に。スイミングのコーチやチームメイトも応援段幕まで作って来てくれていました。


私は長男の試合も気になりましたが、大会の会場や回りに出ているブースやらウロチョロウロチョロ(笑)楽しませてもらいました。


試合は···
プールサイドで名前を呼ばれ意気揚々と左手を応援席に挙げてます。飛び込み台に立ち飛び込みました。応援の声が会場一杯に響きます。


100m自由形···2位でした(笑)


本人は1位になると思っていたのでしょう。
残念ながら上には上がいることを目の当たりにした瞬間でした。相当驚き悔しかったようです。でもこの悔しさがあったからもっと頑張ろうと思ったのかもしれません。


応援の私たちはその日に帰宅。
長男はまだ他の人の試合の応援や閉会式まで。


そうそう高校生になって携帯を持った長男。
「ホテルに着いたらメールしてね!」と約束していたのですがなかなかしてこない。さすが男子だわねと思っていたら~夜遅くなってからメールが。

「母さん!着いてるよ!ってか夕飯スゲーよ!すっごくウメー!食い過ぎた~」

それも写メ付きで(笑)

おいおい~君は何しに行ってるんじゃ?と思わずツッコミ入れてしまいました(笑)でも美味しそうだったなぁ~


初めての障害者大会。悔しい2位デビュー!
さてさてこれから長男~どうするのやら?

ではでは次回まで~失礼します