この日は家族が2つに分散!
そうです。私は団地から小さな小さな新居に引っ越しするためスタンバイ!旦那は長男と初めてのおつかい状態(笑)2人で障害者の都大会の会場である十条へ緊張の面持ちで出かけていきました!


長男が倒れて入院中は、星一徹のように長男と毎日リハビリしていたのですが、退院してからは長男と出掛けるのは、ほとんど私だったので~お出かけするなんて初めてのこと。ましてやバスと電車で(笑)


引っ越ししていても2人がどうなってるのか~
そっちの方が心配で···


新居に引っ越してバタバタしていた夕方、

「ただいま~」

「お帰り!大丈夫だった」

「ん?大丈夫って?」

「いやいや何でもないよ!それよりどうだった」

「タイムはそれなりだけど1位だったよ」

「それは良かった~」

帰ってきた2人は楽しかったようです。
見るものすべてが目新しくドキドキしていたみたいです。


旦那は会場にいる人が、目の見えない人、足や腕を切断している人、長男のように麻痺を持っている人···経験したことのない場所で初めはビックリしたようですが試合が始まって観戦していくうちにのめり込むように見入ってしまったと。

長男は障害を持って大会に出られるとは思っていなかったので緊張感MAX!でも出られる事が嬉しくてワクワク感もMAX!おまけに都大会に出場した結果により、その年の障害者スポーツ大会東京都代表になれると知り鼻息荒く(笑)


初めて参加させてもらい、そして結果障害者スポーツ大会にも選ばれたようです。長男は倒れてからスイミングでリハビリのために水泳を続けていましたが、大会用に練習はしていませんでした。


そりゃ障害を持ってしまった体ですから試合に出るなんて!と思うのは当たり前のことだと···ものを知らない、知ろうとしないってことは視野を狭めてることなんだと思い知らされました。


障害を持ってしまったなら、その障害で何ができるのか考え調べて行動を起こしてみれば~障害者の水泳チームがあることを知り、障害の水泳の世界にも大会があることを知ることができたのですから。


初めて参加した都大会。
初めて選ばれた全国大会。
これが長男の障害者競泳の世界への第一歩。
この1歩がなければ···今の長男が存在していないと言っても過言ではありません(笑)


新しい道が少しずつ見て始めて来ています
これから長男はどうなっていきますやら~
ではでは次回まで~失礼します