旅三日目、10月14日(土)の朝です。

曇り空くもりだからか外の空気は結構冷たい。

ホテルの窓から見える港には小さな漁船が停泊しています。

 

 

 

さあ町の探索に繰り出しましょう。

昨日は暗くてよくわからなかったアンチョビーホテルの外観。

アンチョビーってイワシですよねうお座

可愛いロゴも波間から顔を出すイワシ!?

イワシホテルとは、考えてみるとずいぶん思い切ったネーミングです。

 

 

 

ホテルのすぐ裏に小高い丘があり国際彫刻公園になっています。

統営市民文化会館という立派なランドマークもそびえ立っていて

夜はライトアップされて麓からもよく目立ちます。

港を見下ろせる緑豊かな散歩道。ちょっとしんどいけどあせる

 

 

 

丘の頂上では李舜臣(イ・スンシン)将軍の銅像が

甲冑姿も勇ましくはるか海の彼方を睥睨しています王冠2

やはり統営のシンボルと言えばこの方なんですね。

 

 

 

丘とは言えけっこう高いので朝からいい運動になりました。

下り坂から見えるのが昨夜も行った亀甲船(コブッソン)

入江に4隻並んで係留されているのが見えますね。

さ、そちらに向かうことにします。ヨッコラショっとぶー

 

 

 

港の岸壁では捕れた魚を並べて干している光景がうお座

太刀魚やカレイがずらりと横たわる姿は壮観そのもの。

 

 

 

小さな魚をひたすら並べているハルモニ。

手作りの干物がこうやって出来ていくのはちょっと感動ですほっこり

 

 

 

港の文化広場ではハラボジたちがのんびり将棋をしています。

いつでもどこでも女のほうが働き者なのがアジアの実情らしいです。

 

 

 

昨夜もお目にかかりました、亀甲船たち。

穏やかなさざなみに勇ましい姿を映しています龍

 

 

 

統営の観光ガイドさん。

タルチュム(仮面)を付けておどけた下男の姿をしています。

 

 

 

亀甲船の想像図。

ご存知李舜臣将軍が壬辰倭乱の際に使用した軍船とされていますが

実は確たる記録がなく、殆どが後年の想像による姿とも言われています。

背中のトゲトゲは敵に乗り移られないためのアイデア。

昔TVでこんな風船割りゲームがあったような…ふんわり風船ハート

 

 

 

現在展示されているのは2011年に復元製作された亀甲船3隻と板屋船1隻。

2000₩の観覧料で全ての内部を見学できます。

 

 

 

レプリカとは言えなかなかよく出来ている大砲ですね。

船体にあいた丸窓から一斉に砲撃できるようになっています爆弾

 

 

 

乗り組む兵士たちの人形が船内ところどころに配置され

リアルな中にも笑いを取る仕掛けになっています、って

そんな訳ないか~ウシシ

 

 

 

船内は三層構造になっています。

最上階は見張りや司令室、船底は武器や食料の貯蔵庫です。

台所や兵士の寝床もここにあります。

ちょっとちょっと貴方、起きてこないで~お願いしますよ~叫び

 

 

 

少しずつ雲が切れてきました。

おだやかな海面に船の舳先が揺れています。

時折カモメの姿が弧を描いて空を横切る秋のお昼です。

 

 

 

板屋船は亀甲船のような装飾はなく屋根も平坦。

その代わり胴体に描かれた龍の姿が勇ましくかっこいいです。

観光客はあまりいなくて、中のベンチでゆっくり座ることもできました。

 

 

 

亀甲船を後にして、元気なうちにもう一つ史跡を訪ねることにします。

洗兵館(セビョングァン)は李舜臣将軍が戦いの指揮を執った際に

客舎として用いられた大規模な建築物です。

景福宮の慶会楼や麗水の鎮南館とともに、

現存する最も広い面積をもつ朝鮮時代の建物として知られています。

 

 

 

とにかく広い見事な板の間。

敷地からは港も一望できていい感じのデートスポットじゃないでしょうか。

 

 

 

お庭の隅には軍旗を捧げ持った石人たちが

風格ある中にもどことなくユーモラスな風情で佇んでいましたウインク

 

 

 

広い敷地には統制営の遺跡である運寿堂なども残っていて見応え十分。

他にも笠や馬の鞍、螺鈿細工などを作る工房も再現されていて

製作実演を見られる時もあるようですよもみじ

 

 

 

朝から歩きまわってお腹も空いてきました。

統営名物のお昼ごはんを食べに行きましょう。

トゥンボハルメキンパチプです。

亀甲船の真ん前という絶好のロケーションにあるお店合格

 

 

 

TV番組をはじめいろんなマスコミに取り上げられる有名店です。

統営のご当地グルメ、忠武キンパだけの専門店おにぎり

具の入っていない小さな海苔巻きにイカと大根のキムチが付いている、

ただそれだけのメニュー(1人前5000₩)なんですが…

 

 

 

お昼時には店内は着席できない大混雑、

テイクアウトのお客さんもひっきりなしに訪れる大人気ぶりです。

キンパは2人前ずつ包装されていてキムチとともに次から次へと売れていく…

こりゃ笑いが止まらないでしょうね、社長さん~おーっ!

 

 

 

店内で食べる場合はワカメのスープが付きます。

1人前はキンパが8個、キムチはイカと大根。容赦なく辛いですメラメラ

お箸ではなく長めの爪楊枝が添えられてきます。

このあたり、広蔵市場の麻薬キンパと同じですが

ご当地感が半端なく、ほんのり温かいご飯がしみじみと美味しいです。

午後になり賑やかさを増してきた亀甲船を眺めながら

ここでも李舜臣将軍のご威光に触れたお昼ごはんでしたもぐもぐ

 

 

 

忠武キンパの忠武(チュンム)は李舜臣の号なので

統営では見るもの全てが李舜臣、と言っても過言ではありません。

ソウルの忠武路ももちろん李舜臣将軍に因んで命名されたもの。

まさにスーパースター・チュンムなのです流れ星

 

 

 

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