久しぶりに四大陸の男子シングルを見ました。
そして、私が一番感銘を受けたのは、パトリックの演技。
『A JOURNEY』はとても素晴らしいプログラムだと思います。
デビッド・ウィルソンは、パトリックのために本当に素敵な振付をしたんですね。
ウィルソンの振付は、大ちゃんのVASが最高だと思っているのですが、
このパトリックのプログラムもそれに引けをとらない逸品だと思います。
必要なものだけを残し、無駄な動きはそぎ落としていく…。、
ただシンプルにスケーティングの美しさだけを際立たせた!
そんなプログラムだと思います。
このプログラムを滑ることができるのは、現役ではパトリックだけではないでしょうか。
ウィルソンもそれを知っているからこそ、あえてパトリックのために振り付けた。
そう思わずにはいられません。
試合ではジャンプのミスがありましたが、
それでもなお、このプログラムの素晴らしさに心奪われました。
パトリックの代表作の一つになると思います。
次は、ジェイソン・ブラウン選手。
故障が回復してはいない状態での出場だと思います。
これまで、私は彼のスケートはちょっと苦手だったんです。
美しいとは思うのですが、動きが私の性に合わないというか…。
でも、今回はその苦手だと思っていた部分が影をひそめ、
美しく流れるようなスケートが前面に出ていました。
試合なのでジャンプの要素は不可欠なのですが、
彼はジャンプなしで魅せることができるスケーターの一人ですね。
そして何より、心を演技にのせて滑ることができる!
素晴らしいスケーターだと認識を新たにしました。
そして、最後は新星とも言えるネイサン・チェン選手。
全米で見せた実力は本物でした!
当初は4クワドの予定だった演技構成を、
羽生君の結果を見て5クワドに変更して挑む冷静さに驚きました。
17歳にして臆することなくトップに挑んでいく姿勢。
そして、最後までスピードを落とすことなく演じきるスタミナ。
クラシックバレエを基礎にした所作の美しさ。
粗削りながらもしっかりとしたエッジワーク。
すべてが破格!
これからの4回転時代をリードしていくことになるのでしょう。
前回このブログで「台風の目」になる存在と書きましたが、
ワールドではトップを争う選手の一人に躍り出たことは間違いないでしょう。
期待したいと思います。
また、ハンヤン選手のスケーティング、私は大好きです!
あの伸びのあるスケーティングは、見ていて気持ちいいですよね。
今回は残念な結果になりましたが、
もっともっと上を目指していってほしいです。
最後に昌磨君! 3Aが乱れてしまって残念。
でも初めて挑んだ4Loがきれいに決まったことは大きな収穫!
ワールドでは表彰台を目指して頑張ってほしいです。
以上、私の偏見に満ちた感想でした。
【追記】
3選手のFS動画が削除されて見ることができないので公式さんからお借りしてきました。
が、男子フリーすべてなので、4時間を超えますヽ(*'0'*)ツ
https://www.youtube.com/watch?v=gWHiYgwp4vE
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