古都奈良
…都会になりきれていない、なんというのか、
せかせかしない、ゆったりとした時間が流れる空気感。
久々に 大仏様 と再会。
そのお姿に、やっぱり、すご~~~ぃっ!!!と感嘆した
そして、私は…
大仏様の手を拝見して、全身電撃が走った。
ただ手を広げてるだけじゃなかった!!!
そこには大仏様の意志がしっかりあった。
波動太極拳で取り組んでいる、
1gタッチの手。 ソフトタッチの手。 ゴッドハンドの手。
そのものだった。
後で調べた。
”右手は施無畏印(せむいいん)。
緊張をほぐし「恐れなくてもいいよ」と相手を励ましているポーズ。
左手は与願印(よがんいん)。
願いをかなえて差し上げましょうポーズ。”
辞書には、
「施無畏の功徳を示す印相。右手の5指をそろえて伸ばし、
手のひらを前に向けて、肩の辺に上げる。」とある。
いや…これは、表面だけの解説や。
決して、5本指は揃えて伸ばされていない。
中指が、わずかに前に出ている。
むか~し、お世話になったお医者さんが、心音を聞くときにトントンした手のカタチ。
中指が前に出て、それに従うように薬指、小指が段々に並んでいく。
これは、波動太極拳でならった触り方と完全合致!!!
相手をこわばらせない触れ方、相手と調和する触れ方。
感動でしばらくその場から離れられなくなって。
そして、自分も自然体で掌を広げてみる。
そうすると、同じカタチにはならない。
相手を意識し、触れようとするとき、手のカタチが変わる。
となれば、きっと、おそらく…確実に!
大仏様も、相手を意識している。
相手に目を向けている。
相手を想ってる。
分かち合おうとしている。
ただ、やみくもに手を広げてるわけじゃない!!!
少なくとも、私はそう感じた。
これだけでも、奈良に行った甲斐があったけれど、
大仏殿の傍にあるお寺で、住職さんに声をかけられ、
中に鎮座する3仏写真を撮らせてもらった。
3仏とも、前傾してた。
無知すぎて、お名前も存じ上げない仏様だけれど、
”のめり3仏”と命名。
ここにも仏様のすごい意志を感じた。
人もまばらにしかいない春日大社の奥で、
降ったりやんだりする雪の中、空気はより一層澄んでいて、
時空の感覚が麻痺してしまい、心地よさに浸る。
そして、奈良で開催されていた金魚ミュージアムで、
まさかの大仏や鹿とのコラボ展示を見ることができた。
水槽のなかで、ひっくり返って転覆していた金魚にそっと手かざしをし、意識を飛ばすと
正常に泳ぎ出す…なんていう不思議体験もした。
私にとって、
奈良は、日常の時空を越えさせてくれる特別なフィールドだ。