「いろは」は「いれをはは(入れ緒母)」
…昔、生みの母のことを「いろは」と言っていた。
このことを知ったとたん、
「いろは歌」がぶわ~っと脳裏に。妄想炸裂!
世間一般の解釈とは、全く異なるものが出来上がる。
いろはにほへと / 生母(生みの母) 栄え(栄光)ど
ちりぬるを / 散ってしまった(亡くなってしまった)
わかよたれそ / 若君よ 誰そ
つねならむ / 常なのだろう
うゐのおくやま / 雨意の 奥山寺
けふこえて / 今日を乗り越えて
あさきゆめみし / 浅い夢をみている(若君)
ゑひもせす / 何かに夢中になって我を忘れていなさる
※せす「為す・なさる」
妄想解釈スタート!
栄光のあった生母も亡くなってしまった。
若君よ、あなたは誰なのか…わからないのは
世の常なのだろう。
雨の降りそうな奥深い山寺で、
浅い夢をみている若君は
我を忘れていなさる。
どんよりと薄暗い山寺の画が脳裏に浮かぶ。
儚い栄華、憂い、そんな心情の画。
幾重にも意味が読み取れることば☆
「うい」ひとつとってみても、
「有為」「雨意」「憂い」⇔「愛い」「初い」…
数々の意味がある。相反する意味合いがありそうだ。
妄想解釈は、抽象度低めの解釈。具体的というか。
読む人によって、階層の違う読み取り方ができ、
抽象度を高めれば、無常観になるのかもしれないね。
そんな独り妄想を楽しめた
※一般解釈のひとつ:
「匂いたつような色の花も散ってしまう
この世で誰が不変でいられよう
いま現世を超越し
はかない夢をみたり
酔いにふけったりすまい」