受験に関係のない話題です。

 

私が好きなアーティストの一人に細野晴臣さんがいます。

先日NHKで細野晴臣さんの番組を見たので、思わず勢いで書いてみます。

興味のある方はお付き合いください。

 

 

今は昔、仏教美術×東南アジア×バックパッカー×民族音楽が好きだった私(どんな奴…?)は、NHKでやっていた『美の回廊をゆく 南アジア・至宝の旅』(1992年以降に放送)という番組が大好きでした。

 

オープニング映像で流れるアジア各地の仏教寺院や仏教美術・彫刻などと共に流れる郷愁と異国情緒溢れる繊細なメロディー。

一瞬でお茶の間の空気を何世紀も前のアジアへと変えてしまうこの音楽のパワーに圧倒されて、録画したビデオで何度もテーマソングを聞いていました。

 

もうこの音楽のCDが欲しい!

テーマソング:細野晴臣

と表示されたその名前を覚えてCDショップに行ったのを覚えています。

 

そして話は前後しますが、

 

小学生~中学生の時に大好きだった映画『銀河鉄道の夜』

小学校高学年に映画館で見て衝撃を受けた映画、正確にいうと、映画音楽に衝撃を受けた初めての映画です。

 

当時宇宙やSFが大好きだった私は、宇宙の神秘や怖さ、奥深さを表現したテーマ音楽とジョバンニ達の宇宙の旅の真相、死後の世界の不思議などが同時に脳内に押し寄せてきて、なんとも言えない衝撃を感じたのを覚えています。

 

その後も中学時代は何度もビデオを再生しました。

特に好きな場面は、ジョバンニがカンパネルラの死を知り、旅の本当の意味を知って人生観も変化し『どこまでも一緒に行くよ…。』という独白と脳内に聞こえる汽笛の音。そして走り出すジョバンニに合わせて流れるエンディング音楽。

この場面を見るたびに何とも言えない高揚感を感じ、自然と涙が出ていました。

 

また、賢治の詩を朗読する声、繰り返す音楽のリズムが宇宙の壮大さを感じながら同時に癒しと浄化のような不思議な感覚も覚えました。最後に突如終わる音楽と余韻の音ーーと同時に『ここよりはじまる』の文字。ポンと突き放されたように一瞬にして目の前の自分の世界へ戻されるエンディング。

 

その映画音楽をなんと細野晴臣さんが作成していたという事をCDショップで知り、

うわあーーー繋がってたんだーーという驚きと感動がありました。

結局、美の回廊をゆくの音源は手に入れられず、銀河鉄道の夜のサントラCDを購入したのでした。いまも大事に持っています。

 

エンディングテーマ曲は宇宙や人生そのもののような音楽です(うまく表現できず)良かったら聴いてみてください。(映画はアマゾンプライムやネットフリックスにはないんですね。残念です…。YouTubeにはありましたが。)

 

 

 

 わたくしといふ現象は

仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)

これらは二十二箇月の
過去とかんずる方角から
紙と鉱質インクをつらね
(すべてわたくしと明滅し
 みんなが同時に感ずるもの)
ここまでたもちつゞけられた
かげとひかりのひとくさりづつ
そのとほりの心象スケツチです