昨日のおじさんとの出会いはカレーの匂いから始まった。カレー風のペンネの匂いを嗅ぎ付けたおっさんが「やはりお前は日本人だな。日本人はカレーが好きだから」と。このカレー粉は旅行の餞別にオタクの友人ymdからもらったものだ。料理だけでなく人との繋がりも産み出してくれる代物だとはよもや思いもしなかった。ymdに感謝、オタクフォーエバー。

 おじさんはジャッキー=チェンに似ていたので、チェンさんと呼ぶことにする。チェンさんは仕切りにシュラスコ食ってけと言っていたが、結局ブラジルでは食べなかった。というかそう言う割にチェンさんは表参道にあるブラジル料理屋をすすめてきたし、あえてここで食う必要はないのかもと思った。何度も日本の料理が世界一だ!とも言っていた。

 十数年間、野球選手として広島で生活していたチェンさん。野球選手はパチンコ麻雀ゴルフ酒ヤニコンパ風俗でできているよと言っているのが印象的だった。高校球児の爽やかでお涙ちょうだいの野球なんてのはごめん被る。やっぱり太ったおっさんが棒持って飛んだり跳ねたりするのが野球の真骨頂なのだ。高校野球シーズンになると急に湧いてくる輩も嫌いだ、あいつらは潜り。プロ野球かMLBを観なさい。


 チェンさんは今、陶器の輸入販売を行う会社をやっている。なんだかきれいな女の人も連れていたが、昔の恋人で今は仕事のパートナーらしい。ほんとにビジネスだけの関係かは疑わしくなるくらい傍目にはイチャコラこいているように見えたが、詮索しないようにした。


 「日本のナオンはわがままだけど、かわいいね!ブラジルのナオンは気が強い。こっちが折れないとずっと怒ってる」と両方を知る立場として貴重な意見をいただいた。どっちが好きかと聞くと、どっちも好きだねだって。いや、結局ナオンが好きなんかい。


 広島ファンならカープ女子以外、誰もが知るであろう仲尾次オスカル選手はクラブチームの後輩らしい。後輩とは言っても、多分面識はなくて同じ高校の~とかそういうノリだとは思うけど。で「良いストレート投げるよね。今は広島強いから登板機会少ないけど、来年こそは..」と言っていたのだが、あれ?オスカルって今年戦力外になってなかったか。ほんとのことを言って話の邪魔をするのも悪いので言わなかったが、やはりオスカルは今年トライアウトに挑戦していた。日本シリーズの登板よりも先に東山紀之ナレーションのTBS年末特番に登板する方が先になるかもしれない。




一〇八日目


 12時~19時までひたすら歩いて観光。昨晩、風呂場で転んで足の裏を強打し、血豆をこしえてしまったので牛歩&変な歩き方になった。20キロほどしか歩いていないのに足をかばったせいであちこちが筋肉痛になった。



謎の施設

そこらを歩けば、Sushi。一回くらい食べれば良かったかも。

知らないポケモン


謎のオブジェ

吉祥寺公園での一枚


〆のマクド

 ひたすら穏やかな街だった。サルでもわかるシティマップをホステルでいただいたおかげでほぼほぼ迷わず満遍なく観光。何もない街だった。何もないけど住みやすそうな街ではあった。22時頃モンテビデオ行きのバスは発車。すぐに晩飯が配られる、いやあるなら先言っといてや。しかも引くほどまずいぞこれ。24時になっても消灯されずもにたーで映画が無限に上映されていた。エガウルグアイ、名前に違わずエガちゃんのごとき恐るべき会社だ。
くっそまずい。でも全部食べた。旅行の中であまりにもまずくて残してしまったのは記憶の限り二回。一回目はカンボジアの沢蟹の煮物的なやつ。ドブの味がして食いきれなかった。二回目は先日自分で作った料理。謎肉が塩漬けされているものでしょっぱすぎて食べられなかった。日本人だからだと思うが、残したらもったいない精神が歯止めになっている。店を覗くとみんな飯を残してる。ポテトやらライスやら。というか皿の上がきれいじゃない、汚くて米が何粒も残っていたりする。

ブラジル総括
ポルトアレグレでの会計とアルゼンチン側イグアスの会計を紛失。それを合わせるとバス代などを含めて多分6万ちょい。二週間足らずの滞在だが、バカスカ使ってしまった。自炊をしてもやっぱりちょっとした抵抗にしかならない。次のウルグアイは温暖で人も穏やかだと聞いているので少し長めに滞在しようか。と思っていたのだが、物価水準が南米一で自分が今までで一番高いと感じたギリシャをも越えるらしい。ダメだ、光の早さで駆け抜けよう。そもそも旅程も残り少ない。経由地を含め、最低あと8都市くらいは回る予定。今楽しみなのは酒の街サンタフェ、世界遺産コルドバ、そしてアタカマ砂漠。ここでまったりするためにも早めに駆け抜けないといけない。ウルグアイは多分3日か4日でトンズラこきます。

治安★×2.5(なんか、鬱屈とした雰囲気はあった。特にリオとサンパウロは外に出るのが億劫になるくらい。)
飯のうまさ★×3.0(あまり外で食っていないのもあるが、旨かった料理はない。)
雰囲気★×3.5(イグアスがやはりすごい。アマゾンはもっとすごいんだろう。ところどころで日本を感じる。)
物価★×2.8(東京とさほど変わらん。)
清潔度★×3.0(ところによりけり。)
Wi-Fi★×3.5(バスも街中もヘボいけど、飛んでる!二週間ほどいてSIMカードの必要性をほぼほぼ感じなかった。)
総合おすすめ度★×3.0
※全て独断と偏見です。
アマゾンは虫が怖くて行けませんでした!日程的にも予算的にも!



一〇九日目

 モンテビデオのターミナルには9時半頃到着。バスは一度も停まることなく走り続けていた気がする。あれ?出入国審査やってないぞ、大丈夫か?バスに乗る前に添乗員さんにパスポートは渡したのだが、降車時に返却された。パスポートを確認するとブラジルとウルグアイのスタンプ両方押されているけど、どんだけ雑なの?本人確認すらされていないが、こんなガバくてええのか。知らない間に出入国完了。雨が止まないので今はバスターミナルでしばらく待機。モンテビデオには着きましたが、明日のバスで次の目的地コロニアに行こうと思っています。コロニアは数時間で何周できるとかできないとかいう小さな街。この辺は流しでとっととアルゼンチンに抜けていこうと思います。

トマトが売っていないスーパーなんか初めて。代わりに彩りでパプリカを購入。お総菜を値段見ずに買ったけど300円くらいした。マッシュポテトにチーズぶっかけたグラタン的なやつ。食材もやっぱり高かった。牛肉も100グラム100円ほど。それでも安いけど。

 ブラジルでは会計時にカードを出すと必ず、クレジットかデビットか聞かれる。デビットチョイスする奴とかおるんか。ウルグアイではそういうことはなかった。街はほんとに西洋でポルトアレグレから続くEU感がすごい。物価も高いしヨーロッパに来たかのような感覚に陥る、白人多いし。一泊するのに10ドルはくだらない、今まではその半分とかでやりくりしてきたのに..あと、女性の喫煙率めっちゃ高い、モンテビデオ。男より女の方が気持ち吸ってた気がする。

 目があり得ないほど痒いのでもしやと思って調べたら、花粉がゴリゴリに飛んでいるみたいだ。なんにも考えていなかったけど、こっちは春なので当然か。今年の2月3月は花粉症をこじらせて高熱を出した。なんとかあと一月は持ちこたえたいところでございます。

 サマータイム実施中のブラジルから西に来たことでここからはずっと、日本との時差12時間。ちょうど地球の真裏です。

続く