一〇二日目

全身、痒すぎて深夜の3時に目が覚める。これから夏真っ盛りの南米では蚊に悩まされる。寝る前に虫除けクリームを塗ったのだが、ほとんど効果はないようだ。不快な羽音をブンブンと耳元で立てられ、寝るに寝られない。結局、寝られず7時頃に朝飯をかまして昼過ぎまでだらだらしていた。一日中パワプロ三昧である。久しぶりにログインしたら新シナリオとかも登場していて十時間近くプレイしてしまった。昼過ぎにスーパーへ買い物。

白いのが謎肉、1キロで300円くらいなので600円分も買ってしまった。開封済みのパンは全部卵の殻入りでじゃりじゃり、栄養満点だ。適当に塩コショウも購入。

ビールを買ってしまったので900円くらいの会計
 
スーパーを出たところで、タバコを地べたに広げてるおっさんがいたので購入。いくらかわからんけど、昨日買ったダンヒルが7リエルくらいだったので10出せば文句ないやろと10リエル紙幣を渡すと4箱出てきた。一箱80円ぽっちだが悪くない。



まぁこれがまずかった。驚くほどしょっぱくて食えたもんじゃない。そんなに塩を入れた覚えはないのだが。諸悪の根元はこの豚肉?で多分塩漬けされている。豚足か何かわからんけど、ひじょうにコリコリしている。肉とは言いがたい。漬けるのに失敗した数の子みたい。晩飯にも同じようなものをつくったが、結局しょっぱすぎて肉とスープは食えなかった。昨日食った筋ばって火の通っていない、焼カップヌードルEXブラジリアンスペシャルがいかにうまかったことか思い知らされる。野菜の栄養素だけは接種できたのでよしとしよう。

 夕刻、パワプロしながらヤニをかましてたら「ヘイボーイ、ライター貸してくれよ」とおっさんに声をかけられる。旅行の序盤ではミスターとかサーとか言われるのが嫌だったが、ここに来てボーイと言われる方が嫌になった。俺は大人だ、成人男性だ、言葉を慎め。髭をいくら伸ばしたところで、中学生のような見た目とニキビのコンボではやはり10代にしか見えないのだろう。寅さんになりたいのに..

 夜9時頃に部屋に戻った瞬間、灯りが消された。入れ墨を入れた青年二人と相部屋なのだが早すぎない?寝るの。絶対クラブとかに行く系の見た目なのに健康的だ。朝も自分がチェックアウトするまで寝ていたし。よう寝まんなぁ。


これからの旅程は上記のようになると思う。明日サンパウロへ移動して三泊。そのあとにウルグアイの首都モンテビデオ→古い街並みを残すコロニアへ。コロニアを出たあとはアルゼンチンの首都ブエノスアイレス。このあとを決めていなかったが、サンタフェという街のビールがえげつないほどうまいという情報キャッチ。アルゼンチンビールのほとんどをそこでつくっているらしい。そこに行くことは決定でそのあとに、ここもたしか世界遺産のコルドバ、フィナーレのチリには北のアタカマ砂漠から入りたい。合計7000キロ以上の移動になるので残りも相当駆け足の旅行になることが予想されます。

パラグアイ総括
バス代を引けば、3000円くらい?ロクに観光もしていないから、当然か。パラグアイでは韓国料理以外食べなかったしローカルなことはほとんどわからないけど、住む分には南米屈指の物価の安さだし移住も簡単だから定住地としてはわりとアリなのかなと思った。電車がないのがひたらすら不便です、日本人としては。

 寝る前に携帯をいじっていたら、壁に黒い影を発見。カサカサとすばしっこい動きを見て暗闇の中、目の悪い僕でもそいつがGだとすぐにわかった。すぐさま殺虫剤を手に取り、奴に噴射。虫除けと間違えて購入した殺虫剤がここでいきてくるとは。全ての事象はやっぱりつながってる!Gは自分の布団にポトリと落ちて最期の力を振り絞って這いつくばりながら息を引き取った。ゴキブリが死んだ布団で寝るのは些か躊躇されるが、ここで寝るしかない。これからの季節は蚊と同様、Gさんにも頭を悩ますことになりそうだ。



一〇三日目

 朝起きて飯。毎朝チーズとハムが挟まれた食パン×2をフロントで受け取りバナナとリンゴは食べ放題。パンはぱっさぱっさで食えたもんじゃないのだが、嫌々食っていた。パンのこんがり焼ける音が毎朝するとは思っていたのだが、フロントの片隅にホットサンドメーカーがあった。あるなら先言うといてや。ホットサンドにするとめちゃくちゃうまいやん。日本に帰ったら絶対に買う。

 チェックアウト後にメトロに乗ってバスターミナルへ。メトロがおもしろい。東京みたいに結構路線があるし、アナウンスが英語のみなのが一番驚いた。ブラジル人すごい。一律120円ほどの運賃。メトロがあるかないかって都会か都会じゃないかの境目のような気もする。結局乗りこなせず変なところで降りて5キロくらい歩くことになった、ほんとは1キロくらいでいいのに。

絵がうますぎるねんな、この人たちは。

 ターミナルに着くと11時半発のサンパウロ行きがあったので購入、何時に着くかは不明。117.55レアルだから3000円とちょっとか。移動ばかりの旅行だけど旅行の本質ってそれ。バスは景色も見られるし、寝てる間に着いてくれるし大好きだ。タクシーは高いし、酔うので気が進まない。歩くのも嫌いじゃないけど、楽チンですバスは。移動しただけで謎の達成感もある。

バスに乗る前に2つ汚い路上に落としてしまった。8つあるけど、ロシアンルーレットになる。車内のWi-Fiサクサクで電源はないけど、有能です。以前乗ったバスはWi-Fiがない代わりに水飲み放題だったので無限水に期待しつつ乗り込んだのだが、今回はなし。喉がカラカラ。

多分、向こうの方にキリスト様がおられる。
そんなんええから、三種のチーズ牛丼早く食いてぇ。

続く