九二日目
6時頃までだらだらと降車場所で過ごす。
朝飯。サルティーニャ、7ボリ。最近こればっか食ってる気がする。中に鶏肉やら人参やらキノコやらジャガイモやらの餡が入っている。でっかい揚げ餃子みたいな感覚だけど店毎に味が全然違う。ここのは小籠包みたく中から汁がブワッと出てくる。おいしい。
バスターミナルの中に入ると30分だけWi-Fiが使えた。制限時間が来たので7時半頃に明日のアスンシオン行きを探す。でっかいおっさんに拉致されて即効切符が発行される。75ドルの言い値だったが70ドルに値下げ。丸め込まれた気がしなくもないけど。80ドルを出したら釣りがないということで100メートルほど離れた両替屋に一緒に行く。
宿へ行くと14時~チェックインだが、8時頃には入れてくれた。朝飯も食っていいと。すげぇ出てほしそうだったが、日本シリーズが気になり10時までソファに座って、速報を見ていたら部屋に入れてくれた。いい宿すぎる。
ドブジーンズ。ヘドロの臭い。
シャワーを浴びたのち、糞尿ドブにまみれた衣類をランドリーへ出す。宿の人が20ボリくらいだと思うと言っていたが、30だった。2.08キロだったので切り上げになったみたい。糞尿ドブの水分を抜くことができれば、2キロで済んだかも。20時に仕上がるとのと。ペルーのときも20時仕上がりだったけど、この時間が南米スタンダードなのだろうか。

戦後、サンタクルスにバンバン日本人が移民としてやって来たらしい。中でも一番多かったのがしまんちゅだったとのこと。別に好きじゃないけど沖縄そばが食えると楽しみにしていたのだが、お休みらしく日本料理屋でOBENTOを注文。25ボリと通常の二食~三食分くらいの値段だが、マジもんのジャポニカ米に感動。いつ以来だろうか。弁当に入ってるおかずは料理名のわからない謎のやつばかりだが、女将さんは日本人だから和風の味付け。懐かしい。うまい。
標高が一気に数百メートルまで下がり、ガスライターもボーボー火が出る。亜熱帯気候のため常に気温は20度以上と、上着を着る必要が全くない。湿度が高く少し過ごしにくいし見るところもあまりないので、外に出るのは億劫。アジアを思い起こさせる街のごちゃごちゃ感。回復にはもってこいの街かもしれない。

ランドリーへ洗濯物を取りに行く。ランドリーを一度覚えると、手洗いがとてつもなくめんどうになる。洗うと言っても水につけて絞るだけなのだが。洗濯屋は人をダメにする..。衣類回収の後、晩飯。ボリビアで食った飯でダントツでまずかった。ポロと書いてあったので普通のチキンカツかと思ったらハムカツ。油オンリーで炒められた麺はゴム。油オンリー飯との炭水化物コンボは脅威。13ボリ。
部屋に帰ると日本人のおっさんがいた。仕事を辞めて旅してるとのこと。東南アジアに数ヶ月、南米にも数年滞在するらしい。「僕は駆け足でまわってます」って言ったら「日本人ってそーだよねー笑」と鼻で笑い、自らの旅の出来事を心行くまで自慢してマウンティング。いやいや、お互いスタイルは違うけどただの旅行やで。何の自慢にもなれへんで。
九三日目
12時頃に寝て、7時頃起床。便所へ行くが、腹が微妙な感じなのでヤニをかます。タバコを吸うといい感じの便通になるのは自分だけだろうか?有害物質を含む煙が腸内活動を活発にする気がする。便意が最大値を記録したところで再び部屋に戻ると、おっさんがシャワーと便所を占領している。勘弁してくれ、もう漏らしたくないんや。20分待機してやっと空いた。チェックアウトまでに三度、これを繰り返したのでサンタクルスまで持つだろう。18時30分発のバスは20時間ほどかけてパラグアイに向かう予定。
ここの朝飯はなかなか。バナナ×2、ブドウ15粒ほど、青リンゴ赤リンゴそれぞれ×1、ゆで卵、拳台のパン×4、コーヒー×1、チーズ一欠片。ビタミンが肌に効くという常識を覆すほどに顔面のコンディションは一向に良くならないが腹は満たされる。
この宿には安いから何の気なしに泊まったのだが、スタッフが白人と日本人のコンビで自分とおっさんの他に日本人の宿泊客が二人もいる。おっさん以外とは話していないが、『地球の歩き方』にでも掲載されているのだろうか。サンタクルス自体が日本人居住区として有名だから日本人に遭遇するのも特別なことではないということか。街では一人も見かけなかったけれど。
チェックアウトを終えてだらだらとバスターミナルへ。しまんちゅが移住するのも納得の暑さ。汗でどろどろになる。サンタクルスに思い残すことはない。早く去りたい。
朝から雨が降っていたのだが、ぼんやりしているとダメだ。道路の脇に溜まった雨水をバシャンと車にぶっかけられた。昨日洗ったばかりなのに。すぐ乾いたしうんこよりはマシやろ、と思っていたけど
『ドラゴンボール』の映画?の宣伝映像がターミナルで流れている。外国人からしてみれば日本って車とアニメとオタクの国なんだろう。あと南米でよく見かけるアニメは定番の『キャプテン翼』、意外なところだと『妖怪ウォッチ』。ポケモンより妖怪ウォッチっていうのが時代だ。
ターミナルでもブンブン蝿がたかっている。街のごちゃり方といい、ほんとに東南アジアに戻って来たみたいだ。
今後はパラグアイを光の速さで出て、11月の頭からブラジルへ行き、ウルグアイ→アルゼンチン→チリを10日~2週間滞在しつつ再び西進していく。アルゼンチン以降の旅程がふんわりなので、そろそろしっかり詰めていかないといけない。あとESTAも申請しないと帰れなくなる。
二時間後の18時半から24時間ほどかけて、パラグアイへはアスンシオンへ。今日は車に水ぶっかけられただけ。何も起こりませんように..。
続く











