一日目

 Airプサンはあいも変わらず機内食がうまい。プルコギブリトーとかいうコメをブリトーにぶち込んだ悪魔的炭水化物コンボが外れなはずない。座席もゆったりしているしおまけにCAさんは美容整形のおかげか全員かわいい。非の打ち所がないLCC。リピート間違い無し。


 そんなこんなでまったり、機内でお笑いDVDを鑑賞していたら、現地時間深夜2時頃、無事ベトナムはダナンに到着。2万円を現地通貨ドンに換金。レートは悪いが、さっさと現地追加、がほしかったので。インフレが過ぎるので3,500,000VNDに変身。両替した途端、タクシーの客引きがわらわら現れる。深夜にもかかわらずお仕事ご苦労さま。Noしか発声することを許されないオタクと化し、押し負けそうになるもなんとか持ち堪えた。

 友人と落ち合う予定が、11時頃にお迎えらしいので、約9時間の放置プレイ。6時頃までベンチで仮眠を取り、空港近くの街へ繰り出した。街自体は地元の奈良県よりも発展している印象。

 出国前にヤニを1カートン免税店で手に入れたが、ライターがないので吸えない。ライターを求めコンビニを探せど探せど、全く見当たらない。あたりにあるのは屋台だけ。どうやら、コンビニという概念がないようだ。

 この屋台が厄介で歩道の大部分を侵食し、まともに歩道を歩かせてくれないから必然的に車道に追いやられる。ところが車道を歩くと、ベトナミーズ御用達のバイク攻撃を食らう。早朝にもかかわらず、交通量は異常に多いしおまけにこいつら車線が日本とは逆だから右折で巻き込まれる恐怖に襲われる。極めつけは横断歩道がないこと。あるにはあるが、途中で途切れていたり、なぜか車道に合流していたりする。こんなん歩けん…と温室育ちの日本人はとうとう白旗を揚げてしまうのでした。

 コンビニエンスもないし、仕方がないので空港に戻ることにし、途中の屋台で朝飯を食らう。

ようわからん、これがフォーなんやろうか。スネイクヘッドと書いてあった謎肉もまずまずの味わい。蝿が気になるけれど、これで20,000ドン、100円なら許せる

 食べ終えるとすぐに腹痛に襲われた。漏らしそうなぽんぽんを労りながら空港の便所へ。だが、これはいつものことなので、腹を下したとかではない。

 なんとかタッチの差で間に合い、排泄を済ませフラフラしてると土産物屋にライターが売っていた。ライターを手に入れ半日ぶりのヤニ休憩。一人で国際便の飛行機に乗れたということだけで感傷に浸っていたが、こんなんで5ヶ月も旅を続けられるのか不安にもなる。

 ベンチでゴロゴロしていると、空港で11時頃に友人とその父親と合流でき、昼飯をごちそうになった。




泳いでるやつをチョイスして料理してもらう感じ、寿司屋みたいな。とっても新鮮で、ロブスターとかシャコとか食うたことないから、胃がびっくりするかと案じたが徒労に終わる

 昼飯を終えると、ダナン日本人祭とかいうやつに繰り出した。ベトナムの地に来て日本の夏的なものを味わえると思わなかったが、総じて外国人の妄想の中のJAPANだった。謎の和風らしき音楽が爆音で流れる中、無駄にハイクオリティなコスプレが目に眩しい。もしかしたら、これは彼らの妄想ではなく、本当の日本は案外これそのものなのかもしれない。

夜になってダナン名物レディブッダと夜景を鑑賞。ベトナムを途上国と認識していた自分が恥ずかしくなるほどの夜景


友人の父は今日帰国するとのことだったので、友人とその友人と夜の街に繰り出す。4人で酒を飲んでいたが、長旅の疲れからか1杯目以降の記憶がほぼなく泥酔状態でホステルまで送り届けられる。

 オーナーに「こんなやつ予約してない」と激怒され、僕も泥酔だから予約の証拠を見せられない。おまけに全く英語が通じないので埒が明かない。機転を利かせた友人の友人がグーグル翻訳を差し出しなんとか助けられる。海外に来て自分の力でなんともできず、さらに人それも日本人に助けられる自分が惨めで恥ずかしい。

 その後なんとか赦しを得、部屋には入れてもらえた。日付変わって0時頃のことである。



二日目

 グロッキー状態で14時頃に目覚める。ロングスリーパーなのは日本の頃から変わらず。あいかわらずの燃費の悪さに辟易する。謝罪メールを各位に送信した後、ふらふら街へ繰り出す。

 ダナンをあとにし、ホイアンの宿に泊まっているが高層ビルなどは全くない。それもそのはず、ここは街全体が世界遺産となっている旧市街だからだ。イメージでいうと日本の倉敷的な。16世紀に日本人が建てたと言われる日本橋もあり、日本感が結構漂う場所である。

 帰宿し、まったり仮眠を取っていると友人から連絡が来る。「昨日の昼間の牡蠣が当たった。トレペとスープを買ってきてくれない?」

 ぽんぽんが痛くなるのは僕の特権のはずだったのに逆に僕のぽんぽんはピンピンしている。案外、自分を腹痛持ちだと勘違いしていただけなのかもしれない。

 夜のマーケットへ繰り出す。人通りも多く機能のダナンでも感じたが、ベトナムの治安の良さは日本水準だと思う。恐怖などは全くなく、ひとつまみの緊張感があればまずすられたり、トラブルに巻き込まれることはない。

 そんなこんなでマートで、トレペを手に入れるがスープが見当たらない。仕方がないのでカップ麺を購入し友人宅へ届け、再度帰宿。

 帰宿後フロントにて、通じぬ英語でなんとか8/1の24hスリーピングバス、サイゴン行の予約を取り付ける。

 友人がいるという安心感からか異国感を味わいながらも、なんだか新大久保に繰り出したのとそう変わらない感じがしてきている。ホーチミンからは一人なので、油断はできない。

 そういえば、今日は昼間に焼き鳥一本と、ホイアンピザとかいうペラペラのトルティーヤしか食っていない。2日にして2キロくらいは痩せた気がするので、多分海外でくたばるとしたら餓死だと思います。

 ホステルでは、深夜にやってきた変な日本人と思われ白い目が肌に痛い。たまに西の方を見て僕の安全と幸せを祈ってください。

続く