嵐の大宮妄想BL小説です
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O side
胸の辺りに温もりを感じ、ふと目を覚ます。
(んふふ、かわいいなぁ…)
温もりを感じた場所には和の頭があった。ぎゅっと俺に抱きついてすやすやと眠っている。
俺も片手で和の腰を支え、もう片方の手で和の頭を撫でる。
「んぅ…」
少し和が身じろいだ。
あれ、起こしたかな…???
ぽんぽんと頭を撫でると
「ん…おはよ」
あ、起きたんだ。和はかわいらしい寝ぼけ眼でこっちを見ている。
「おはよ、和。」
挨拶を返し、次はぎゅっと俺から抱き寄せるように和を抱く。
「ふふっ、腰の辺りくすぐったい…」
「こら、腹出して寝てると腹冷えるぞ」
きっと腰辺りがくすぐったいのはシャツが捲れているからだ。素肌に俺の手が触れてくすぐったいんだろう。
「だってさー寝てる間暑いのか知らないけどシャツ捲れちゃうんだもん、仕方ないよぉ」
「お前…それ仕事中のホテルとかでもそういうこと言うんか?そんな無防備で俺が許すはずないだろ」
そう、こいつはとにかく無防備なんだ。自分のかわいさに気づいてない。舞台裏でもそうだし、他の共演者の方とかゲストの人にも馴れ馴れしくスキンシップは過剰だし…ってかスキンシップは俺だけに過剰でいいんだよっ!
「えー…だったらホテルでも俺と一緒に寝ればいいじゃん」
「俺もそうしたいけど…そんな簡単な事じゃねーの。だって他の3人も合わせての部屋割りなんだから。」
「そっかぁ…じゃ、今みたいに一緒に寝れるとき大事にしないと!」
和は素直なのかひねくれてんのかわかんないところあるけど、俺の前では基本素直だからな。
「和、こっち向いて」
「何…んむっ!」
和が愛おしくなったのでキスをする。すると、
「な、何急に…おはようのちゅーってやつ??」
「ふふっ、まぁそんなところ」
今日は2人ともオフだしゆったりしよっかな。こうやって2人で一緒に寝れる日も多くは無いわけだし。ベッドの中でもうちょっとイチャイチャしてても大丈夫だよね。そう思い、俺は和をギューッと抱きしめた。