大切なひとが人知れず
深い悲しみに包まれていると知ったとき
すぐに駆け付けて、ギュッっとハグして
ただただそばに居てあげたい。
現実的にそうすることが難しい
8,900kmという距離を
こういう時は果てしなく遠くに感じる。
誰かがそばに居てくれることで
瞬間的であっても心の雲が晴れてきて
少しだけ、救われる。
自己嫌悪に陥ったりする気持ちから
少しだけ、解放される。
そういうことは、あると思う。
決して整っているとは言えない
何かと不安定な異国の地で
外国人という立場で生きる中
辛いとき、弱っているときに
心許せて・甘えられて・頼れて・・・
遠慮なく助けを求められたり
そのままの感情をさらけ出せる
そういった相手がいないと
孤独の渦に飲み込まれそうになる。
今、自分が見上げている空が
遠く離れた国まで繋がっているのだ!
と思うことで、その距離感を埋められる気がする。
さらに言うと、昼よりも夜空の方が
それを一層強く感じることができたりする。
月の満ち欠けや
見慣れた星座を見つけたとき
遠く離れた場所でも
月は同じ形をしていて
同じ星座を見つけられるのか、と思う。
自分が直面したことのない辛さや悲しみは
分かち合うことができないけれど
せめて、相手の気持ちに寄り添いたい。
早く会いたいな。
めっきり心身ともに内に籠りがちで
元気かな?大丈夫かな?って思っても
自分から声を掛けることが減った。
それって、相手が
元気にやってるだろう。大丈夫だろう。
ってことが前提なわけだけど
人間いつも好調なわけじゃないんだよね。
そっちじゃなくて、こっちだよ!
こーこーにいーるーよーーーーー!と
手を差し伸べられる位置から離れてしまわないよう
手が届かなくても心が届く位置に居られるよう
大切なひとたちの手や心を掴んでおかなくちゃ。
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