あたしのおばぁちゃんは



旅行が好きな人だった。



旅に出るときはいつも突然で



行き先も教えてくれなかった。



ある日 学校から帰ると



いつもおうちにいる



おばぁちゃんがいなくて。



あたしはすごく寂しかった。



トイレの中でいっぱい泣いた。



いつか帰ってくるとは解ってても



やっぱり寂しくて。



いちばん近い存在で



いちばんの話し相手だったから。





きっといろんな土地で



いろんな人に愛されてたんだろうな。



あたしがおばぁちゃんを大好きだったように。





おばぁちゃんがもっともっと遠くへ旅立ったのは



それから数年後の話。





いまもお墓にとどまることなく



世界中いろんなとこ飛び回ってるんだろうな。



いつか一緒に旅したいね。