・ケナコルト(ステロイド) 0.5cc
・キシロカイン(麻酔液)で中和
何番注射針か聞くの忘れたけど、頭皮まんべんなく10~15か所注射
ウィッグ派の私は、コメカミ命*なので「コメカミよろしくお願いしまーす」
*ウィッグを耳にかけたとき、自毛があるかないかで全然違ってくるから
治療費 530円
頭皮局注を始めて1か月、さすが即効性は否めない
まだまだツルぴかの部分の方が多いけど
白髪と一緒に黒髪も、ところどころまとまって発毛してきた
副作用も今のところなし
こないだPiTaPaが言うた
「生えてきてるやんっ、白いのが黒やったらもっとええのにな」
そして、「この髪、あげれるならあげたいわ・・・」
涙はでないけど泣けたね
抱きしめて、ありがとう、と言うた
「あんた、ええ子やな、うちの子になるか?」
言うたら
「もううちの子やん(ノ´▽`)ノ」
もう一度ギュッと抱きしめた
スナカケが黙って見ていた
━─━─━─━─━─
うちの姪たちは、病気でないようで病気である全身脱毛という患者を身近にもち、
なんやろ、オババカかもしれへんけど優しい子らやと思う
友達をバカにしたり、ハゲハゲ言うたりしない
自分の今までを振り返ってみた
なんということをしたり言ったりしてきたことか
高校のとき、明らかにかつらとわかる女子が転校してきた
今みたいにいいウィッグなんてなかったし、
オシャレでウィッグって時代でもなかったから目立った
彼女はいつもひとりだった
そっとしておけばよいものを、陰口の標的にした
合宿の時、髪を抜いて本物かどうか調べてみようと誰かが言い出した
私だったかもしれない
彼女は当然とても嫌がった
私たちはシラケてそれきり彼女のかつら疑惑の話題にも飽き
無視するようになった
しばらくして彼女が学校に来なくなった
担任が彼女が退学したことを告げた
そしてその時初めて彼女がかつらをつけていたということを明かした
私はやっぱり、という気持ちだった
その次に担任はなぜ彼女がかつらをつけているか
たしか、使っていたシャンプーだか、洗剤だかが原因らしいことを話した
その次に私たちを責め始めた
私たちが彼女を傷つけたと
その後、私たちがどういう行動をとったか覚えていない
申し訳ないけど、そんなもんなんだ
その時の自分のとった行動を言い訳するつもりはない
病気治ったのかな、治ってたらいいなとは思う
今、私は、あのころの彼女と同じ病気になってるわけや、
ブログのこのカテゴリで、偉そうなことを書いたりしてるけど
少なくとも彼女には、私の言葉は伝わらないと思う
それほどのことをしたんだ、という自責は今もある
前に、医療機関、教育機関でも不理解と差別が横行していると書いた
職場でも、そう
だけど私は、特別扱いしてほしいからじゃなく
理解してほしいから、病気を知ってほしいから話した
大人になって思うのは、人って案外自分が思うほど人のことは気にしていないもんやってこと
今、3種類のウィッグをローテーションしてるけど
「髪、切りました?」
「これ、ウィッグ」
「あ、そうでしたね」
で、終わる
あと、「髪のこと聞いていい?いつぐらいから?どこの病院?」と質問される
これは嬉しいもんだよ♡どんどんしてほしい
病気がツールってのもおかしな話やけど
つながる時はつながるし、切れるもんは最初から切れてる
私は逃げない、嫌がらない、経験したことは話したい
私の知らないことがあれば、教えてほしい
まんま雑記です、
読んでくださった方、どうもありがとうございます
ではっ
