昨日の記事の関連です。
動植物名を直接指すものは片仮名、そうでないものは平仮名というカテゴリーのものの一つですが、そういう考えに基づくと迷うなと思うのが、これは平仮名表記するのは「かやぶき屋根」のみという点です。
「カヤ」という植物でふいた屋根なので「かやぶき屋根」の「かや」も動植物名で片仮名表記かと思いきや、速記協会の新旧対照表には、「かやぶき屋根」の項に「動植物名は「カヤ」」とありますので、「かやぶき屋根」のときの「かや」は植物名ではないというカウントのようです。
辞書を調べると、「茅で屋根を葺くこと。また、その屋根」(デジタル大辞泉より)とありますので、植物のカヤで屋根をふいたものと見ておらず、屋根そのものの名称として扱っているのかもしれません。
ということで、ちょっと微妙な感じがするので、昨日の記事とは分けてみました。新訂で日々惑う毎日です。