読みは「ケタ」です。
この言葉は複数の意味を持っており、「家などで、柱の上に横に渡して垂木 (たるき) を受ける材。梁 (はり) と打ち違いになる」「橋で、柱脚上の長手方向にあって橋板を支える水平材。はしげた」「そろばんの珠 (たま) を縦に貫く串 (くし) のような棒」「位取り記数法によって数を表したときの、並んでいる数の位置。位 (くらい)」(全てデジタル大辞泉より)と、主に使うのはざっくり建築関係と数関係だと思われますが、その全てが漢字表記になります。
ここで勘違いしやすいのが、建築系のほうです。
というのが、上記の意味を見てみますと、「家などで、柱の上に横に渡して垂木 (たるき) を受ける材。梁 (はり) と打ち違いになる」とあります。つまり「はり」と切っても切れない関係であり、建築関係の会話の中では「はり」とセットで出てくることが非常に多いんですけれども、「はり」のほうは用字用例辞典では平仮名表記なんですね。
なのでついうっかり「桁」も平仮名表記してしまいたくなるんですけど、用字用例辞典の「桁」の項の用例にはしっかりと「橋桁」という記載があります。
本当に用字用例辞典のルールは一筋縄ではいきません。油断できませんね。