「案分」 or 「按分」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

非常にシンプルな使い分けです。

用字用例辞典では項目は「案分」のみの記載で、その中で例外表記として「按分」の記載があると書かれております。そして、その「按分」を使う例外は、後期高齢者医療制度の関係(用字用例辞典では「老人保健」と記載)に限定されています。

 

ですが、私はこれまでの仕事の中で、「按分」は一度も出てきたことはありません。高齢者医療関係の話が出てくる仕事もたまにあるのですが、国会のではないので、多分「按分」が出てくるような費用負担割合の話にまではならないからだと思います。

 

まあ、「案分」であると覚えていてほとんど間違いはないかと思います。

 

なお、「後期高齢者医療制度の関係(用字用例辞典では「老人保健関係」と記載)」と記載しましたのは、医療制度改革で、平成20年から「老人保健法」が「高齢者の医療の確保に関する法律」として大幅改正、施行されて新たに後期高齢者医療制度が開始されておりますので、そのまま「老人保健」と書くとちょっとわかりづらいかなと思われたからです。というか最初私がわからなかったからであります。