これも羽根同様、正直言って用字用例辞典を見ただけではその使い分けの仕方がよくわかりません。
用字用例辞典をそのまま引用しますと、
体/体裁、世間体、職人体の男 (注)→てい
てい/見かけ、態度/ていよく、ていたらく、ありてい、さあらぬてい、ほうほうのてい (注)体をなす
特に「職人体」と「ほうほうのてい」はどういう使い分けなのかというのがわかりません。
そこで辞書を見てみますと、このような記載がありました。(デジタル大辞泉より)
てい【体/態】
1(名詞)
(1) 外から見た物事のありさま。様子。
(2) 見せかけ。体裁。
2(接尾語)名詞・人代名詞などに付いて、そのようなもの、そのような様子などの意を表す。
こうして見ると一目瞭然、熟語や接尾語として使うほうが漢字表記の「体」で、名詞のほうが平仮名表記の「てい」で、名詞のほうの表記の例外として「体をなす」というのがあるということです。
しかしながら、わかりやすいのはわかりやすいのですが、羽根と同様間違いそうな気がします。特にていたらくが危険なので、また一つ納品前のチェックリストに追加しました。