セキュリティーについて | ある在宅ワーカーのつぶやき

ある在宅ワーカーのつぶやき

みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

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ストックが切れる前に無事繁忙期が終わりました。

よく見たら12月末に間違って土日に記事をアップしておりましたが、もうこのままにいたします。

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これは「よく聞かれること」ではないんですが、パソコンを家から持ち出して仕事をすることがあるのか尋ねられることがあります。


これは、結論から言うと全くありません。


おそらく尋ねた側は、家に1人でこもっていると気分転換したくなるのでは、つまり、どこかカフェとか図書館とか外で仕事をしたりしないのかという意図で聞いたのかと思いますが、私の契約している会社は、基本的に仕事で用いるパソコンは家から持ち出し禁止です。


その理由は、やはり情報漏えいの防止のためです。

個人で仕事を受けているとはいえ、預かっているのはお客様の情報です。

たとえ公開されている会議であっても、そのデータ、資料が外部に漏れると大変なことになります。


想像してみてください。

もしあなたの銀行の普通預金口座の取引が漏えいして、給料が幾らだったとか電気料金が幾ら引き落とされたとかカードで幾ら買い物したとかがインターネットで全世界に公開されていたらどうしますか。


上記の例はまずあり得ない話でしょうが、私なら銀行に苦情を入れまくった上でメーンバンクを変えるでしょう。

それと同じで、預かっている情報をミスで漏えいさせた日には、二度と仕事を回してもらえないばかりか、契約していた会社自身もこれまで仕事を依頼していただいていたお客様からの信頼を失うわけですから、下手したら顧客が減って損害賠償ものではないでしょうか。


というわけで、情報は非常に気をつけて取り扱わねばなりません。

私の契約している会社では、情報漏えい防止のために、上記の家から持ち出し禁止のほか、

・ウィンドウズにログインパスワードを設定する

・ウィンドウズアップデートをかけて、ウィンドウズを常に最新の状態にする

・セキュリティーソフトもアップデートして常に最新の状態にする

・顧客から預かったデータは、持ち出せる形でのバックアップをとらない

・パソコンが壊れても、廃棄するときにデータ漏えいのおそれのあるような処分の仕方はしない

等々の決まり事があります。

さらに、会議の内容によっては、パソコンが本人専用機でないと受けられないなどの条件がつきます。

顧客の情報は、軽々しい気持ちで扱ってよいものではないのです。


ちなみに、私が仕事を始めた数年前は、作業をするパソコンが容易に動かせるノートパソコンなのもちょっと嫌がられていました。

よって、私の家ではノートパソコンをセキュリティーワイヤーで机に固定して、動かしたり盗難に遭ったりしないようにしています。