「仕事をするのに何が要るの?」その2 | ある在宅ワーカーのつぶやき

ある在宅ワーカーのつぶやき

みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

前の記事 で、必要な物について記載しました。

ついでに、物理的な物ではない必要なものについても述べておきましょう。


☆パソコンに1日何時間でも向かえる

 :これまで述べたように、繁忙期や急ぎの仕事をしているときは、1日10時間以上パソコンに向かったりします。

  営業職の人なんかに言わせると、「絶対無理、気が狂う」らしいです。


☆人とおしゃべりしなくても平気

 :1日10時間も家の中で仕事をしていたら人と話す暇はありませんので、

  「おしゃべりしないと死んじゃう」という人は無理です。


☆タッチタイピング

 :そもそも入力中の画面を見なければ入力や漢字変換の間違いがわかりませんし、

  会議の中で資料の説明をしている部分は送ってきた資料を見ながらの作業が必要になります。

  キーボードを見ながら入力中の画面、資料を確認しつつ作業をするのは厳しいです。

  というか、かなり緩目の締め切りですら守ることが不可能となるでしょう。


☆ワード(マイクロソフト)の知識

 :顧客に納品するのは、ワードで見た目を整えたものになります。

  よって、最低限書式設定などについて知っておかないと、きちんとしたものの納品はできません。


☆家族の理解

 :前の記事で書いたとおり、シルバーウイークや年末年始とは無縁の生活になりますし、

  普通の土日もほとんど仕事をしないと締め切りを守れないような感じになりますので、

  家族とのお出かけは最小限になります。

  また、繁忙期は全く時間に余裕がなくなりますので、家事の手抜きで文句を言われるようだときつい生活になるでしょう。


☆締め切りは何よりも大事という認識

 :締め切りを守れないとあらゆる方面に迷惑がかかりますので、とにかく締め切りを守ることが大事です。

  パートなんかだと「体調不良で」「子供の学校行事で」という理由での休暇が許されますが、

  テープ起こしだと、その理由で締め切りを守れないのはおそらく許されないかと。

  特に繁忙期では、体調不良なら多分、突然入院したぐらいのレベルでないとだめかと思われます。

  私も、歯肉を切開して親知らずを抜歯した日も仕事をしました。(よりによって繁忙期に痛くなったので)

  在宅だと自分の都合のいいときに仕事をすればいいと思われがちですが、逆に締め切りに激しく縛られているのです。


というわけで、向いている人はかなり少ない仕事なのではないかと思われます。