「1時間の音声を何時間ぐらいで文字にできるの?」 | ある在宅ワーカーのつぶやき

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みそっかす反訳者が、用字用例辞典(日本速記協会)の表記ルールにおける個人的な解釈についての記事を書いています。2020年4月半ばから新訂対応です。たまにテープ起こしについてのそのほかの話も。文中で引用している辞書はこちら→https://dictionary.goo.ne.jp/jn/

前の記事 で、1日どのくらい仕事をしているかについて触れました。

ただし、これと同じだけ仕事に時間を割いても、できる仕事の量は人によって異なってきます。


私の場合について述べてみますと、音声の状態のいいもの1時間分でトータル9時間程度で納品になります。

もちろん、早口で聞き取りづらいものはもっと時間がかかりますし、ゆっくり明瞭に話をしているものはもっと早くできることもあります。


その内訳は、

・とりあえずざっと文字にするのに4時間程度(表記を調べる時間、わからない言葉を調べる時間を含む)

・聞き直す時間に4時間程度

・表記等のチェックに1時間程度

ということになります。


ここで個人差が大きく出るのが、最初の「とりあえずざっと文字にする」部分ですね。

1時間分の音声で大体1万5,000字から2万字、A4の書類にすると15ページ前後になります。

何年もやっているとタイピング速度は自然に早くなりますが、慣れないうちは時間がかかるかと思われます。

なお、私のタイピング速度は漢字変換した日本語で1分間約150文字なので、

4時間のうち大体2時間は調べ物をしているという計算になります。調べ物が非常に多いです。