最近、失業者が加害者となってマジメに働いてる人が思わぬ被害に遭う事件が目を引く。

大阪・此花区のパチンコ店が放火され4人が死亡した事件。

失業・借金を抱えていた容疑者。負を色々抱えてどうしようもない程追い詰められた結果。

4名もの命を犠牲にして容疑者は自ら死刑を望んだ。

『死刑になりたかったら、自殺すればいい他人を巻き込むな。』

普通の人なら誰もがそう思うだろう。

自殺の経験がない人は、自殺がどんなに苦しいことかは体験したことがなく分からないんだから。

恐らく経験してても自殺未遂であって。実際に自殺はしてはいないだろう。

つまり、他人の命を奪ってまで死刑になるなんて酷過ぎる!という意見は精神状態がマトモな証拠なのだ。


千葉県・柏市内のハローワーク職員に火つける事件。

親切に雇用対策に当たる職員に事前にガソリンスタンドでガソリンを購入し、現場までペットボトルに入れて持って行き、ライターで火をつけハロワ職員に大やけどを負わせた容疑者。

『ハローワークの職員が悪いんじゃない!今の経済悪化・雇用情勢が悪いんだ!』

これまた普通の人なら誰でもそう思うだろう。

この二つの事件に共通していることは

加害者が四十代・失業で無職ということだ。

失業者が多いと自殺者は増加する。これが今までの失業問題のひとつだった。

ところが、続けて起きたこの二つの事件は、

『失業した怒りが自分へ向けられるはずの暴力が、罪のない第3者に暴力が向けられてしまった』

ということが特徴である。

私も経験したが、失業すると収入がなくなる。収入がないから外出をしないで交通費を削減したりして

自宅に閉じこもる。就職活動をしても、交通費を払って面接に出向いているのに結果は不採用の山。

最初は頑張っていた就職活動も、だんだんと嫌になり、自宅に閉じこもって外部との繋がりを避けてしまうようになる。

誰からも必要とされない自分に嫌気がさし、『消えて無くなりたい』と思うようになり、まず自殺を思う・・・

しかし実際に自殺行為をしても、自殺というのは非常に度胸のあることで、自殺は簡単に可能な行為ではないことが分かる。

そこで、何度も繰り返し自殺を試みるか、自殺したいのにできない自分に泣くか、のどちらかだと思う。

失業の怒りが自分に向けられている状態。今までの失業はこれで終わりだった。

ところが、続けて起きたこの二つの事件は自分への怒りが他人に向けられてしまった。

正常な判断ができなくなると、『自分なんかどうでもいい』だけではなく、

『他人なんかどうでもいい』とまで思うようになってしまった・・・

私自身、自分の鬱の精神状態とマトモな人の精神状態との違いが分からないことがある。

精神的に追い詰められたら、私も自分への暴力を他人に向けるという

やってはいけない判断をしてしまうかもしれない・・・いい事・悪い事の判断が分からなくなったら。

失業はたぶん精神病んでない人も精神を病むと思う。

精神科の治療にはお金も時間もかかる。

失業者の心の問題にもっと耳を傾ける対策が必要である。

自殺者どころか、第三者にまで発展しているのだから。