私が小学校3年で転校した学校に私の近くの席に名前は思い出せないけど。絵がうまくて。手先が器用な男子がいた。

授業でやった『ちぎり絵』私のやったのは何だったか思い出せないけど。彼の作った鯉のぼりのちぎり絵は非常にいい出来栄えだった。

その子は休みがちで。3日欠席してとか1週間欠席してとか。とにかく休みがちな子だった。

久々に学校に来たとき。顔がやたらドス黒かった・・・

私はなぜかこの時彼のことが怖くて、久し振りに来たこの子に何も言ってやれないし。近づきたくなかった。

この子はとうとう学校に来なくなった。やがて机がなくなり。先生は彼のことを何も言ってはくれないまま違う担任の先生になった。

小3の3学期の終わりに今まで先生が提出されたけど。返却するのに名前が書いてなかったので分からないから。

「見たことある人~!」

と図工で作った『ちぎり絵』を見せた。鯉のぼりの絵・・・

この時私は○くんの絵だと思い出した。

「○くんの作ったの」

「○くんっていないじゃん。誰??」


とクラスのみんなが言う。

「最初このクラスに居た男の子だよ。今いなくなっちゃったけど。」

そういえばいつ居なくなったんだろう?

結局○くんはクラスに在籍していなかった。ということが分かった。

じゃあ。私が○くんの作った『ちぎり絵』があるのはどうしてなんだろう??

学校を卒業してからの話だけれども。○くんは確かに私の何年か前に同じ教室に存在していた児童だった。

なんでも白血病で死んだ男の子だった。結局ちぎり絵は無事親御さんの元に戻ったそうだ。

今思うと子供時代の『空想の友達』って本当に存在する。

たぶんちぎり絵を親に見せたかったんだろう・・・