前回、針ズレについて書かせていただきましたが、今回はバックラッシュの役割についてです。
バックラッシュは部品の製造誤差を吸収します。
バックラッシュが吸収する部品の変形は温度変化、
駆動力が加わることによるわずかながらの変形や歪み、
重力や腕の動きによる部品のわずかなズレや歪みがあります。
そういった変化も、部品の隙間を無くしてぴったりと作りすぎると、動きが鈍ったり止まったりの原因になります。
(針ズレの度合いが、針の位置や時計の見方によって違うのは、針の位置や時計の姿勢によって、歯車等の部品に加わる重力の方向が違ってくるのも一因です。)
バックラッシュによる部品の隙間は、部品のわずかな変形による動作の阻害を防ぐ役割をはたしています。
バックラッシュは、部品の寿命を長持ちさせることにも役立っています。バックラッシュが無いと、潤滑油か歯車と歯車の間に潤滑油がうまく入り込めないので、歯車があっという間に磨耗してしまい、時計の寿命が短くなってしまいます。
前回にも書かせていただきましたが、バックラッシュは歯車にとって欠かせない要素なのです。
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