<前回までのあらすじ>
30歳になってタップダンスをしようと決めたダニエル。
そこであるタップ教室を見学し、レッスンを受けることを決心。
その初日を迎えた・・・
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とうとうやってきた。
タップダンス教室初日。
朝から何だかそわそわ落ち着かない・・・
レッスンは仕事終わってからなのだが。
タップのことをぼけーっと考えていると
その日の仕事はあっという間に終わり、
(おいおい、それでいいのか?)
いよいよレッスン場にやってきた。
もちろん初日からタップシューズを
用意している訳もなく、
プーマのジョギング用スニーカーを持参。
かっこいいの!この靴。
でも派手すぎて服を選ぶって理由で
ほとんど履かなかったのだ。
コイツもやっと陽の目を見るときが来たか。
なぜかわからんが、ちょっと親心。
「こ、こんばんは・・・」
ぎこちない挨拶でタップダンスというプレートの
かかった部屋のドアを開けた。
「おはようございま~す!」
何人かの生徒さんが挨拶をしてくれた。
おはよう?水商売みたいな挨拶だな。
が、これがここの流儀なのだ。
(来週からは、おはようございますって言おう~)
トレーニングウェアを着て来たので
着替える必要がなく何だか手持ち無沙汰な時間が数分・・・
三角座りでぼーっと周りを観察していると
どうやら今日初めての人がもう一人いる
らしいことがわかった。
なぜなら・・・
若干、1名
おどおどしすぎですからっ!!
わかるぞ~!友よ!!今日からおまえは友達だ!マイフレンド!!
そうこうしているうちに・・・
いよいよ、レッスンが始まった!
タップダンサーダニエルの誕生の瞬間だ!!
「は~い、みなさん!はじめまーす!よろしくお願いします。」
「初めての方も中に入ってくださいね。」
アップテンポの曲(何の曲だったのか聞いている余裕もなかった)
にのせて、基本ステップのレッスンが始まった。
・・・・
何がなんだか全く わからねぇ!!!
先生の足をじーっと観察して
同じように動かしてみる。
・・・・??
できない。
簡単そうなのに~!!
やってみると難しい。
どう動かしたらいいのかわからないから
バタバタして不細工!!
アヒルの行進みたいになってるし。
足も相当フラフラ。
何よりこのスニーカー!!
ダメだ!
「キュッ!キュッ!」って
体育館でバスケやってる
みたいな音してるし。
床に引っかかってうまく足を動かせない!!
・・・・
ええぃ、こんなもんいらん!!
スニーカーを脱ぎ捨て靴下で
基本ステップに没頭、没頭、没頭・・・・
後半は、上手な人達とアヒルステップの2人組に
分かれての練習。
パワフル先生に基本のステップの反復を命ぜられた。
“やるぜぃ~!!”
心の内に超ハイテンションを隠しつつ
部屋の隅っこの方で
基礎!基礎!基礎!!
(後にこの基礎のステップをシャッフルだと知る)
「は~い!では今日はこのへんで終わります!」
「ありがとうございました!」
えっ!?もう終わり??
あっという間の1時間半だった。
ふぅ、疲れた。
でもこの充実感、 最高!!
何より・・・
タップってめちゃくちゃ楽しいぞ!!
早く帰って忘れないうちに
家で復習しなきゃ~。
こうしてタップダンス初日は充実感たっぷりで
終わったのでした。