横山 秀夫
半落ち
講談社文庫 

【ストーリー】

「人間五十年」―請われて妻を殺した警察官は、

死を覚悟していた。

全面的に容疑を認めているが、犯行後二日間の空白については

口を割らない「半落ち」状態。

男が命より大切に守ろうとするものとは何なのか。

感涙の犯罪ミステリー。



この本は、2002年の

「このミステリーがすごい!」第1位

「週刊文春 傑作ミステリーベスト10」第1位

の話題作で、映画にもなりました。

僕、文庫化されるのを楽しみにしていたんです。


で、面白かったのか!?


・・・・・


この物語の本筋は、

犯行後の空白の二日に何をしていたのか?

どうして黙秘を続けるのか? ということ。

これを警察、検察、裁判官、記者、弁護士、刑務官が

それぞれの職務で調べていきます。


それぞれの人物が自分の職業に対する考え方、誇り、

組織との軋轢、職務を越えた人間としての正義、愛など

を抱えながら、空白の二日の謎に迫る!

ここまでは、グイグイ読ませます。


こうなると空白の二日の理由がつまらないと

この物語自体がフェードアウトしちゃうだろうなぁと

思いながら読み進めていたんですが・・・


完全にフェードアウトしちゃいました。


この本を形容する言葉として用いられる

「感涙」「日本中が震えた」

という表現は大げさで少々的外れです。

この作品自体は、それほど悪くはないのですが
オチがちょっとねぇ・・・残念。