今日の1冊。

「仲野教授の笑う門には病なし!」
大阪大学医学部教授 仲野徹


現役の大阪大学医学部教授である
中野徹先生のエッセイ本。


このエッセイが連載されていたのが、
日本医事新報社が発行する
「日本医事進歩」という
一般の人には存在さえ知り得ない雑誌(?)
なのもなかなか興味深いですなぁ(笑)



さすが大阪人❗️かつ研究者🔬
とでも言いましょうか。
思慮深いような、しょーもないような、
軽快なオモロ話の詰め合わせでした。



なかでも、
私がなるほど❗️と思ったのが
「おわりに」の章のなかのこの部分↓



『利己的な遺伝子』で有名な
リチャード・ドーキンスは、


その自伝の中で、

面白い人は面白い出来事や話に
遭遇しやすいのだろうか、

と問いかけています。


ドーキンス先生に教えてあげたい、
決してそんなことありませんよと。



面白い出来事や話に遭遇する頻度は、
面白い人であろうがなかろうが、
誰にとってもそう変わらないはずです。

でも、エッセイを書き始めてから、
明らかにその頻度が上昇しました。


エッセイのネタにするため、

世の中はおもろいはずだ
と信じる姿勢と、

おもろそうな匂いがする方向に
進む習慣を心がけたおかげだ

としか考えられません。


そういった意味では、

エッセイを書く習慣というのは
人生を豊かにする優れた方法

違いありません。



日常生活において、
自分のフォーカスをおもろいことに向ける、
それによって、人生が豊かになると。

エッセイはそのための
有効なツールとなるわけですね。




私ごとですが、毎日
「3行いいこと日記」
というものをつけています。

少なくても3つ(多くはいくつでも)、
よかったことを書く。


カフェの店員さんが親切だったとか、
秋晴れで気持ちよい☀️とか、
ぐっすり眠れて目覚めがよい😊とか、

その程度ですから
毎日なんとかひねり出せるんですよね。


そして、この他愛もない習慣によって
わたしの日々の幸福度が
抜群に上がっていると実感しています。

エッセイを書くのは
ハードルが高いという場合は、

3行でも、いえ、1行でも
その日の「おもろいこと」を
書き留めてみてはいかがなものでしょう。

めちゃくちゃコスパのよい
しあわせになるツールだと
思うのですよ、わたし。


というわけで、
このツールも
この本も
とってもオススメなのです📕✨