ブログを始めるにあたり、担当の方とお話をした時に、奏ちゃんの入院中の話も書いて欲しいと言われました。
ですが、500gで生まれてNICU(新生児集中治療室)、GCUに入院していた256日間の日記は2020年「大丈夫。今日も生きている」という書籍にまとめてあります。
なので、NICUでの日々を一から事細かにここで書くことはないかなぁと思っています。たまに思い出したことは書くと思いますが。

この本を書く前は、時々出産のことを思い出してひとり泣くこともありました。誰にも聞いてもらえなかった気持ちを“書き出す”という作業は、書いた端から浄化されていくようでした。
不思議と出版後、思い出して悲しくなることが減りました。

それと同時に、忘れてはいけないことでもあり、将来子どもに伝えたいことでもあります。
月日が経って、更に記憶が薄れる前に書き留めることができて、本当によかったと思っています。