◆サクセス・ストーリー・ライジンング♪ | ザ・ブルーズ・ナイト♪~イソノミヤを求めて~

ザ・ブルーズ・ナイト♪~イソノミヤを求めて~

”イソノミヤ”とは?ギリシャ・イオニア地方のかつての自由で平等な気風の無支配都市であり、伊勢神宮内宮(磯宮)の古い呼び名のことです。



<<Art Rupe登場!>>



ファン層はまだ健在!






「戦時夜間外出禁止令が

解けていなかった時代に、



”運が悪ければ逮捕される!”


かもしれないリスクを

その身の負ってまでして


駆けつける熱いファンは


毎晩に渡っていましたネ!」










バンドも実力があり!







「何よりも当時西海岸きっての

大都会のロスです。


当然、耳の肥えた音楽ファンが

多い中、


その様な、彼らの欲求を

満たし続けていたのですから・・・。



実力は言うまでもないでしょう。」














何より今!勢いがあります!






「曲は200万枚をセールスして、

それからもヒットチャートの常連ですヨ!」



「もう!明らかに流れは

彼らに向いています。」



「この流れに乗じて、

自分のトコのレコード会社の経営を


潤(うるお)わせようと・・・。


そう考えるオーナーは

多かったのではないでしょうか?」







そうですネ!





Exclusiveが破産してから


ほどなく新たな録音できる場所が

見つかりました。








「やはりそうでしたか!!」^^







Specialty Recordsの社長の

Art Rupeの登場です。





(Specialty Recordsの社長のArt Rupeの登場です。






「ホホ~ッ!」





「それでは新しいレコード会社では

スムースの移行出来たのでしょうか?」







それがですネ!





「ハイ」





債権者の委員会との

合意が出来なかったそうです。






「あれ まぁ!」






でもそこは社長職について

いるだけあって

タダでは転びません。






「と、言いますと?」







彼に再録音を

直(じか)に交渉します。






「なるほど。その手できましたか。」






更には・・・。







「まだ他の手段も講じていたのですか?」






そこのレコード会社は

彼の弟のジミーと

既に契約関係にあったそうです。





(ジミーリギンズ)







「そうしますと、

この状況での彼のメリットは・・・。」







まずは・・・。




探していた

録音が出来る場所が確保できます。






「はい」





あと、弟が所属しているので

妙に警戒する必要も亡くなります。






「ハイ」





ひょっとすると、その社長はジミーに

彼を口説く様に説得を働きかけたかもしれません。





「それは・・・。

まぁ確かにありえないコトでは

ありませんネ!」







その様なやり取りもあり、

彼は録音を開始します。






<<ジョー・リギンズ続く!>>




今回ご紹介するジャズ・マンは

引き続きジョー・リギンズです。





(今回ご紹介するジャズ・マンは
引き続きジョー・リギンズです。







「私は思ったのですが・・・。」






ハイ!なんでしょうか?







「実力のあるバンドにも関わらず、

いきなり新曲ではなく、


以前のヒット曲をリメイクの上、

再録音させるなんて


まさに用意周到ですね!」








まぁ~。


経営を切り盛りする側としてみれば

いきなり新曲をリリースする。



しかし場合によっては

その新曲が転(こ)ける・・・。




その可能性もナクはナイです。






「あっ!そう言われてみれば

そうですネ!」







そこで以前のヒット曲を

リリースするコトで、

バンドがレコード会社を新しくした・・・。



そのコトをファンに伝えるコトが

出来ます。






「なるほど。」











更には・・・。






「ハイ!」





以前も売れていますので、

ファンが再び購入してくれるコトも

容易に予想がつきます。







「つまり・・・。」







曲をリリースするコトでの

リスクはカ・ナ・リ・減ります。






「ふむふむ・・・。」








しかも、同じレコード会社の

別のミュージシャンの曲にも

関心を持ってもらえる。



その可能性も見込めます。






「例えば・・・。

彼の弟ジミーの曲とかでしょうか?」







そうですネ!







「そうしますと、

様々な含(ふく)み益(えき)が

存在しますね。」







そうですネ!






「それならば・・・。

私がその社長の立場だったら・・・。」








ハイ!







「同じコトをしたと思います。」







そうですよね。^^







それからもバンドは


100万枚以上ビッグヒットを連発して、


他のアーティストからも

カバーされたりもしました。











「OH!」






それは良いのですが・・・。






「ハイ?」





あまりにもヒットしたために・・・。





「はい」






無許可で製造販売される目にあってしまい。

ロスでは大問題となったそうです。





「海賊版ですね。」


「儲かると分かれば

それにあわよくば・・・。


と考える方も多いでしょうネ!」



「その点は今も昔も変わらないのですネ!」







これは考え様によりますが・・・。






「ハイ」






著作権の問題で

バンドやレコード会社には

不利益を被(こうむ)ったかもしれませんが、





「はい」






バンドの実力や話題性を

更に!世に知らしめた!


とも

言えるのではないでしょうか?






「なるほど」





「災い転じて福となす!

でしょうか?」






「あの・・・。」






ハイ!






「ちなみに・・・。

その問題の曲名は?」






"Pink Champagne"⇒http://p.tl/bQ4Xです。







☆Joe Liggins & His Honeydrippers-
Boogie Woogie Lou Specialty Records-78♪



☆Joe Liggins And His Honeydrippers
Specialty 78 Frankie Lee ♪



☆Joe Liggins & His Honeydrippers-
Three O'Clock Jump Part 1 Exclusive Records-78♪



☆Joe Liggins and The Honeydrippers -
Going Back To New Orleans (1952)♪





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



☆ジョー・リギンズ Joe Liggins


本名:ジョセフ・クリストファー・リギンズ

 (1915年7月9日- 1987年7月26日)



アメリカのR&B、ジャズとブルーズ・ピアニスト。

ヴォーカリスト、R&Bバンドリーダー、

作曲家、アレンジャー。





<Specialty Records>



Specialty Recordsの社長のArt Rupeは

Specialtyでの再発売のために

リギンズのヒット曲のExclusiveのマスターを

手に入れたかった。






彼は債権者の委員会との

合意を得ることが出来なかった。







Art Rupeはリギンズに


40代の中頃の彼の2つの最大のヒット


"The Honeydripper"



("The Honeydripper")







"I've Got A Right To Cry"







("I've Got A Right To Cry")





Specialty用に

再録音させるために口説いたのだった。







RupeはSpecialtyのためにリギンズと契約した。

(リギンズの弟のジミーは既に

このレーベルと契約済みだったのだ。)





そして彼に彼のExclusiveトラックの

いくつかを再録音させた。







私の考えでは、Specialtyは

「Honeydripper」をリメイクする。




そして"I've Got A Right To Cry"

はオリジナル盤より優れている。



"Honeydripper"の凝縮された

1950年のアレンジメントは現在

よく知られたヴァージョンだ。







Specialty Recordsで

彼はカントリーのヒットソング

"Rag Mop",

とポップのリギンズのR&Bヴァージョンを

録音した。


そしてそれはヒット・セラーとしての

リギンズの良いデビュー曲になった。







1950年にリギンズは2つのビッグヒットがある。


 "Rag Mop"(R&B4位)



そして

"Pink Champagne"


(13週連続1位。1950年R&Bレコード最大)だ。









両方とも100万枚以上セールスを誇り、

ゴールデン・ディスクを授与した。





"Pink Champagne" と

"Sentimental Love"

は実際、全国的な大ヒットで、

それは"The Honeydripper"のヒットに匹敵した。







"Pink Champagne"の編曲は、Decca用に

Lionel Hamptonによってカバーされた。






(Lionel Hampton)






だが、大ヒット・レコードの"Pink Champagne"は

ロスアンゼルスで無許可で製造販売され

重大な問題になった。








ジョー・リギンズと彼のバンドは、

L.A.でいくつかの "Rag Mop"ダンスと

共演した。





3月にはジョーリギンズのヒット街道による

Specialty用をセカンド・リリース。








当時、バンドは James Jackson Jr.と

テノールの Willis Jackson





(Willis Jackson)





そしてドラマーのPeppy Princeを出演させた。






(Peppy Prince)





リギンズと彼のバンドは

Camille Howard & Her Trio,





(Camille Howard & Her Trio)






 Little Willie Littlefield





(Little Willie Littlefield)






そしてJimmy Witherspoon

たちと3ヶ月ツアーの準備をした。






(Jimmy Witherspoon)







リギンズのドラマーのPeppy Princeが

Selective用の"Sugar Man" (parts one and two)

の録音のために

彼のバンド・グループ:

The Sugarmenとそのツアーから外れた。





Maxwell Davis。

優秀なセッション・テノール・サックス奏者は、

Specialty用の録音セッションを傍聴した。






(Maxwell Davis)






7月にはシカゴの The Pershing Ballroomに

リギンズのユニットの姿があった。



8月には陽気な2役"Rhythm In The Barnyard"

がリリースされた。




リギンズは"Pink Champagne"でナショナル・ヒット

して以来、L.A初登場だった。






オークランドではDJのGeorge Oxfordが

ホストを務めるショーで

Amos Milburnとチームを組んだ。

そこで6000名以上を超える注目をあびた。






(Amos Milburn)






彼の最新の録音を進めるために

南部地方のツアーの後、

リギンズはビッグ・アップルに着いて、

アポロ劇場で1週間演奏した。






彼は年を終えるために西海岸に戻たった。

そしてSpecialtyはヴォーカル

Candy Rivers、(45rpmでの彼の最初の録音)

を迎えて、"Little Joe's Boogie"


そして"Daddy On My Mind"を録音した。








"Pink Champagne"の録音は

1950年R&Bレコードのトップ10セールスの

ひとつと選ばれた。






この手の報酬として、Art Rupeは

Specialtyでの新しい3年を、

リギンズと契約した。






次の3年リギンズは良い曲、

良いレコードを追い続けた。


もしパッとしない売り手なら飛びつくだろう。









1951年、新年最初の録音は"Frankie Lee"

そして"I Just Can't Help Myself"





 リギンズとバンドは、L.A.地域

例えばAvodon BallroomとBasket Roomなど

のいくつかの場所で演奏した。










インディアナ州インディアナ・ポリスからの

元ゴスペル歌手のCandy Riversをヴォーカルに

"This One's For Me" と"Bob Is My Guy"を

そしてSpecialty用に更に新しい契約もした。





Specialtyhは"That's The One For Me" の曲

の競争ヴァージョンのリリ-スを決定した。

ひとつはリギンズ、そしてひとつはRoy Milton。






(Roy Milton)






4月に"Whiskey Gin And Wine"は

 ポップ曲"One Sweet Letter"のカバーで

Candy Rivers以外のヴォーカルとカップリングした。






初のオール・ブラック・ラジオ・

ネットワーク・ショーは


5月にMutual用に制作に入り、

ジョー・リギンズと彼のHoneydrippersを

呼び物にした。






リギンズはリグレイ・フィールドの

屋外でのジャズ年間オンパレードの出演して、

Roy Brown, Percy Mayfield, Wynonie Harris,






(Roy Brown)






(Percy Mayfield)







(Wynonie Harris)






そしてJimmy Witherspoonに加わった。






リギンズは、WHBQで、メンフィスの

DJ Dewey Phillipsのトリュビュート曲

"Phillips Sent Me"の録音を計画した。




8月には"Louisiana Woman" と

"Trying To Lose The Blues"が

リリースされた。





リギンズは9月にシンシナティで

ビッグ中西部ツアーを開始した。

そして1っ月後にSpecialty用に

"So All Alone" と"I Miss You"を出した。






年末には、リギンズとクルーは、

L.A.中心部のリンカーン劇場に、

年次クリスマスのベネフィット・ショーに

出演した。










1952年、ジョー・リギンズは、

L.A.のオーフィウムシアターで、

Big Jay McNeelyと大きいショーで幕を開けた。


"Boogie Woogie Lou"

"Rain Rain Rain"

は Specialtyからペアでリリース。





4月にリギンズはヒット・レコードの

"Tanya"を得た。

裏面は"Dripper's Boogie"と呼ばれた

初期の作品の再録だった。




10月に "Crying Over You"と

"Going Back To New Orleans"

を出した。




リギンズとバンドは、12月に

セントルイスとカンザスシティーで

盛況だった。










1953年1月に、リギンズは

"Blues For Tanya"で最後のヒットを追った。

裏面は、"Freight Train Blues"だった。




リギンズと彼のユニットは

デンバーのRainbow Ballroomでは

一連のショーの間に

良い呼び物であるコトを証明して見せた。







1954年1月に、ロサンゼルスの彼

に選ばれた家に戻って、


ジョー・リギンズと彼のHoneydrippersは、

ヴォーカリストErnie Andrewsと

ロングビーチのヘラジカ・ホールで、

いくつかのショーに出演した。





(Ernie Andrews)






バンドもまた翌月クラブで成功を収めた。




3月に、ジョーと彼のバンドは、

ジャズマン Stan Getzの妻のために

L.A.のClub 5-4で開催される

慈善ショーに参加した。






(Stan Getz)






4月に"Make Love To Me"と

"Tears On My Pillow"をリリース。






7月4日のニューアークでの週末の間、

ニュージャージーR&BステーションWNJRは、

とてもユニークなイベント、

オール・スターのショーとピクニックを

開催した。






リギンズと Roy Hamilton, The Orioles,





(The Orioles)





 Big Maybelle, Larry Darnell,





 (Big Maybelle)






(Larry Darnell)





Bull Moose Jackson, Varetta Dillard,





(Bull Moose Jackson)







(Varetta Dillard)






Nappy Brown, The Dreams, Luther Bond,





(Nappy Brown)






そしてThe Orchidsなど。

(チケットは$1,50!)








Specialtyは

 "Whiskey, Women, And Loaded Dice"

/ " Do You Love Me Pretty Baby"を

フューチャーした。





             (ウィキペディアより抜粋)



――――――――――――――――――――――――

◆編集後記はこちら
________________________