楽に生きるとはどういうことでしょう?
若い時に株で大もうけして早く退職して悠々自適に
暮らすことでしょうか?
責任の少ない仕事につき、定時に帰って自分の時
間を楽しむことでしょうか?
親の家に住まわせてもらって、いろんなバイトを気の
向くままに転々とすることでしょうか?
会社勤めを辞め、フリーランスになることでしょうか?
主婦になり、稼ぐのは夫に任せることでしょうか?
答えはYesであり、No でもあります。
上記の生き方で十分満足していて、何の疑問も持た
ず、他人が「あなたって楽でいいわよね」とやっかん
できたとしても、「そう、とても楽なの」とそれを軽く受
け流すのであれば、楽だということです。もし、他人に
何か言われた時に、「楽じゃないよ!本当は大変な
んだから!」とか「ばかにしないでよ!人を暇人のよ
うに!」と受け止めてしまう人は、やっぱり楽ではな
いのでしょう。
楽に生きる、ということは時間とお金に余裕があると
いう意味ではないのです。
時間とお金に余裕があっても、焦燥感にさいなまれて
いたり、「私ってつまらないOLだわ」とか「私には家事
をする能力しかないんだわ」「俺って社会に全然貢献
していないな」と自分の立場にコンプレックスを持って
いると全然楽ではないのです。たとえ徹夜続きで仕事
をしていても、充実した気持ちでいればそれは、楽なの
です。
よく、定年退職したお父さんが、せっかくお金にも時間
にも余裕があり、旅行でも庭仕事でも何でも好きなこと
ができるにも関わらず、毎日やることがなくすっかり精
気を失ってしまうことがあります。「俺は社会に貢献し
ている」「家族を養っている」というプライドによって自分
に自信を持っている人は、それをする術がないと、自信
を失ってしまうのです。定年後の人でもできる仕事を探
してきて、再就職すると、見かけはおじいさんにも関わ
らず、すごく生き生きとしている方がいます。「働いてい
る自分が好き」なので働いていると楽なのです。
充実した時間が長いと、楽に生きている感覚がつかめ
ます。人間にはいろんな価値観があり、それぞれがそ
の価値観に添った人生を生きる権利があるのです。あ
なたにとって一番大切なのは何ですか?お金?仕事
での成功?家族?趣味?結婚?二番目に大切なのは?
人生の優先順位に従って生きていると本当に楽になり
ます。あなたの人生の優先順位が人と違っていてもい
いのです。友人がみんな結婚していく中で、一人だけ
仕事に燃えている自分がいるかもしれません。それで
いいのです。友人にとっては結婚が最優先で、あなた
にとっては仕事が最優先であるだけの話です。そして、
優先順位は時間を経て変わる場合もあります。あれほ
ど仕事の鬼だった自分が、毎日食事を作り夫の帰りを
楽しみにしている、そんな変化が表れる人もいるでしょ
う。やっぱり仕事は自分の生きがいだ、という人は「結
婚したら家庭に」という、周りからのプレッシャーに負け
、仕事を続けた方が長い目で見れば楽でしょう。
楽に生きる、ということは思考停止になって周りに流さ
れるのではなく、常に「自分にとって今大切なことは何
か?」と問い続ける、サボらない姿勢なのです。「周り
と同じ生き方をするのが私の幸せ」とちゃんと自覚して
いるならそれも、1つの価値観です。そういった問いか
けをサボらないことによって、結果的にその時の自分の
価値観にあった、自分の流れにそった楽な生き方がで
きるのです。