命のお話 | こころの声を聴くkeicho雑記帖〜嘘つかない、背伸びをしない、英波のつれづれ〜

こころの声を聴くkeicho雑記帖〜嘘つかない、背伸びをしない、英波のつれづれ〜

『こころ探検ナビゲーター』武田英波の日常の出来事、心模様を書き留める雑記帖です。
2014年に急性心筋梗塞、2017年に急性大動脈解離と脊椎梗塞を経験。
その感性と傾聴マインドで受け取ったままを正直に綴ります。
あなたの何かのお役に立ちますように。

 

こんにちは。
『こころ探検ナビゲーター』の武田英波です。

 

 

今日は、ちょっと、
命の話をしてみたいと思います。

私は、中学生ぐらいの時に、
一時期、食事が食べられなくなるというか、
すごく苦労して食べるっていう時期がありました。

拒食症とは、ちょっと違うんですけれども、
食べると胸がムカムカしたり、
気持ち悪かったりして…。

それはどうしてかって言うと、
私は、その命を食べるに値しない。
って思っていたんですね。

役に立たないのに、
どうしてこんなに食べなきゃいけないんだろう?
なんて欲深いんだろう。
餓鬼のようだと思っていて。

 

 

その…

 

 

食べなきゃ死んじゃうから
食べるんだけど、

でも、食べたからって、
その…

命のバトンをもらってもですね、
私は、その…役に立つ人間じゃない
っていうことが、すごくつらかったんです。

もっといろんなことが
絡み合ってはいるんですけども。

 

 

ただ…
そのー

じゃあ、今、私は、
すごく食べるのが大好きで、
食事も好きだし、
作るのも好きなんですけど。

それは結局、
その時期にものすごく悩んだんですね。

食物連鎖のトップである人間。
何で人間はトップなんだ?
とか。

なんとも

 

 

哲学的なことを思ってたものだと
呆れますけれど。

ただ

 

 

うちの両親ともに、
食事にはすごく哲学を持っていて、
やっぱ哲学か💦

 

 

私が食べなかったら、
この食卓に上っている命は、
全部無駄になる
って言われたんですよ。

その命も無駄だし、
その命を提供するために頑張った人、

例えば
お百姓さんだったり、
加工してくださる方だったり、
卸業者の方だったり、

運んでくださった方だったり、
調理してくださったりした方だったり。

そういう人の努力が、
全部無駄になるんだよ
って教わって。

それは非常に申し訳ない
と思って。

食べなきゃって食べて。

食べたら、
その食べた命は、
私の中で生きるしか
もうないんですよね。

そういうことを思って。

じゃあ、
私はその人

 

 

たちのためだったり、
私の身になってくれた命のために
生きていこう
って思って。

 

 

だから
命って、私だけのものじゃなくて、
繋がってるもの、
バトンをもらってるものなんだな

って思ったことを思い出しています。

 

 

ではまた。