道家道学院では、無為自然のTAO(タオ)の生き方を実践し宇宙との調和をめざすために心身を磨き、元気に明るく豊かに生きる生き方を「TAO Life(タオライフ)」と命名しました。

TAO Life (タオライフ) とは

タオイズムの3つの気のトレーニング(気の導引術、道家動功術、洗心術)によって、気の養生を怠らず、心身を健康に保ち、 天地自然に調和して、水のように無為自然に元気に陽気に生きるライフスタイルが「TAO Life(タオライフ)」なのです。


タオイズムの新時代 TAO Life(タオライフ)

  (道教フォーラム2015 早島妙聴副学長による発表最終原稿より )

天地自然に添って、積極的に宇宙と共に生きる、つまり宇宙の原理原則「道」TAOに添って生きること——上から下へと自然の法則に添ってよどみ無く流れる水のように、自分自身を養生しながら、天地自然の流れに添って生きる、無為自然の生き方をすべきなのである。 そして毎日の生活を、自分自身で養生しながら、「道」TAOを実践するのである。

これが「TAO Life(タオライフ)」である。

これこそが人類の未来を考えるときに、唯一残された、最も身近にある、明るい未来への道なのであると思う。
人間だけの利益を追求する知恵を構築するのではない。人類未来の選択する、より良い道は宇宙の原理原則に学んだTAO Lifeへの方向転換である。

TAO Life(タオライフ)とは、宇宙の原理原則に添って生き、足るを知って、限り無い欲望に翻弄されることなく、心身を天地自然に調和し人類だけでなく、宇宙に存在するすべてのものと調和し共生する生き方を実践することだ。
道家、道教の養生(導引、気功、静坐法)によって無為自然の心と体を保つことで、人間至上主義の考えを脱出し、宇宙と共生する積極的な生き方である。
予測不可能な天災の脅威に恐れ、消極的になることなく、日々を楽しく積極的に生き抜く、タオイストの未来にむけた生き方なのである。


そしてこれは、人間が環境破壊の手を緩める生き方への転換ではなく、人間そのものが無為自然に回帰し、道に調和する存在に変わることを決意する生き方なのである。


全文を見る→第三回国際道教フォーラム11月25日スピーチ(早島妙聴理事長)