■何を学ぶかを自分で選択して、学んだら教える側にまわる
おはようございます。
最近、本は読んでますか?
僕は、ビジネス書はあまり読まないんですが、研究者が書いた小難しい本を読むようにしています。
人間に関する研究から始まり、怪しいものまで(笑)
社員さんはどうでしょうか?
自分に必要な知識を日頃から仕入れているでしょうか?
今日は、社内に知恵があふれる、「組織的な学習法」について書きます。
課題図書を与えるのは止めにしましょう
よく、社長から課題図書を社員に与え、その感想文を提出させる会社がありますよね。
あれって、本を読む習慣がない社員には有効だと思います。
何を読んだらいいか分からないし、どうせ時間をかけるなら良書に使った方がいいしね。
感想文を書かせるのも、復習になるし、外化(アウトプット)により学習効果は飛躍的に高まります。
でも、多くの社員は義務でしかたなくやっているというのが現実ではないでしょうか?
そして、社長だけが選ぶことで社内の知恵が偏る危険性も孕んでいます。
知の多様性が求められる時代です
よくある話ですが、まったく異なる経験を持つ社員を中途で採用したら、全く新しいアイデアが出る事があります。
また、煮詰まった時に、これまで読んだこともなかった新しいジャンルの本に出会い解決の糸口が見つかったという経験はありませんか?
これが多様性の力です。
だから社内には多様な知恵が集まる仕組みがあった方がいいのです。
課題図書もいいけれど、ある程度習慣ができたら、社員が自分にどんな知識が必要か自分で決めてもらい、自分で選択することが大切です。
社員に講師になってもらう
人は、一方的に聞いたことは1ヶ月もするとほとんど忘れてしまいますが、自分で口にしたことは多くを記憶すると言います。
なので、感想文を提出するのではなく、社員に講師になってもらい、社内でプチセミナーを開くことが有効です。
自尊感情も満たされるしね。
改まってプチセミナーを行う時間がなければ、上司が受講者になりマンツーマンで行うのも良いでしょう。
実践を前提とした学びで、しかもそれを自分で選択したなら、知識を仕事に活用する可能性は飛躍的に高まります。
「知識を活かし、行動する」
これが最も学習効果を高めます。
社員本人にとってもいい。
組織内に知の多様性が発生する。
良いこと尽くめですよ。
本を読む、社外の人間と会う、研修に行く。
社員に選択自由を与えることが組織活性には欠かせないと考えます。
それでは今週もがんばりましょう!
また明日。