【OSHO講話】雲ひとつない空の明晰さになりなさい

雲ひとつない空の明晰さになりなさい

広々とした雲ひとつない空に瞑想すると、突然あなたは、マインドが消えていくのを、マインドが少しずつ減っていくのを感じる。そこにはすき間がある。突然あなたは、晴れ渡った空が自分の内側にも入ったかのようだと気づく。そこには合間がある。しばらくの間、思考が停止する――あたかも、行き来が止まり、誰も通っていないかのようだ。最初はほんの数瞬の間だけだが、そのいくつかの瞬間でさえ、変容をもたらす。やがてマインドは速度を落とし、より大きなすき間ができる。何分間もの間、思考はなく、雲はない。

空に瞑想することは美しい。ただ横たわってごらん、そうすればあなたは大地のことを忘れる。人けのない海岸や、地面に、ただあおむけに横たわりなさい。そして、ただ空を見るがいい。とにかく、晴れ渡った空が助けてくれる――雲ひとつなく、果てしない。そしてただ空を見ながら、じっと見つめながら、その明晰さを感じなさい――雲ひとつなく、境界もない広がり――それから、その明晰さに入り、それとひとつになりなさい。自分が空に、空間になったかのように感じるがいい。

しかし、夏でなかったらどうするか？空が曇っていたら、晴れていなかったら、そのときは目を閉じて、ただ内側の空へと入りなさい。ただ目を閉じなさい。そして、なにか思考が見えたら、あたかも空に漂う雲であるかのように、それらを見るがいい。背景に、空に、気づいているがいい。そして、思考には無関心でいなさい。

私たちはあまりにも思考に関わりすぎていて、すき間には決して気づいてはいない。ひとつの思考が通り過ぎて、別の思考が入って来る前に、すき間がある――そのすき間に、空がある。それなら、思考がない時にはいつも、何があるのか？虚空がある。だから、もし空が曇っていたら――夏ではなくて、空が晴れていなかったら――目を閉じなさい、あなたのマインドの焦点を背景に、思考がやって来ては去って行く内なる空に合わせなさい。思考に注意を払い過ぎてはいけない。それらが通過していく空間に注意を払いなさい。そうすれば、夏の空が内側に起こる。

Excerpted from Osho, The Book of Secrets, Talk #49

雲ひとつない空の明晰さになりなさい | OSHO – Transform Yourself through the Science of Meditation
https://www.osho.com/ja/meditation-week/become-clarity-cloudless-sky

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