親や配偶者の介護をすることは、愛する人のためであっても
肉体的にも精神的にも体験した人でなければわからない負荷がかかりますね。
特に同居して介護している人たちは、介護時間が長くなるほど大変です。
そして、「人の心(意識)と体はこんなに繋がっているのか!」とわかるテーマでもあります。
本当の自分を生きることで、家族関係を『再構築』するスペシャリスト加藤 昇(のり)です。
もちろん、介護をする時間で絆が深まったり、残された日々を大切に生きることで
かけがえのない時間を創ることができます。
さて「人の心(意識)と体が繋がっている」ってどういうこと?
それは、親や配偶者の介護をしているときに、
介護しているご本人が病気になることがあるのですね。
さらに、看取ったあとに「これからは自分の時間ができた」ではなくて
介護される人になることもあるんです。
いくつもの事例を見ていると、介護しているときに
心の奥にある自分の本当の気持ちや
自分の心のメカニズム(無意識レベルのプログラム)に気づけるか?で
看取ったあとの人生が大きく変わるようなんです。
私たちの意識はレイヤーのようなものなのですね。
たとえば、あなたが自分のことを責任感が強いと思っているとします。
その責任感の強さは、どこから来ているのでしょうか?
私たちの原始的な脳のシステムは「戦うか、逃げるか」と言われますね。
責任感が強い人は逃げないでしょう。
そして、「責任感が強い」も、人によって無意識レベルのプログラムで
どんな考え方か、感情か、行動かは、違ってきます。
認知症の夫を看取ったあとに、ご自身に認知症の初期症状が出てきた人が
「私は自分の脳に負けない」と戦ったことで
あっという間に認知症が進んだ女性の事例です。
介護しているときにも「戦う」意識があったのでしょう。
これまでの人生でも「仕事の成果は勝ち取ってきた」という生き方の人だったから。
そして、意識していないと、逃げない=戦うになりやすいのでしょうね。
親戚や知り合いに「文句は言わせない介護をしました」という事例でも
やっぱり、周囲の人と戦っている意識とも言えるでしょう。
「弱音を吐かない」とか、「大変だけど期待に応える」も
自分との戦いになっているでしょうね。
厳しい夫のチェックを受けながら、姑を介護した人が認知症になったのは
弱音を吐けなかったのでしょう。
明るく積極的な人だったと聞きましたが、夫との戦いに心と体が折れたのかも。
このように、介護している人が、介護される人にならないためには
「戦わない」ことが一番の鍵になりそうなんですよね。
戦うときって心も体も緊張していますよね。
心も体も緩まない時間が何年も続いたらどうなるでしょう?
それは、病気になるでしょう。
自分の心のメカニズム(無意識レベルのプログラム)に気づき
「あぁ、良い思い出を残した介護の時間だった」となりますように。
・・・・・
ここからは、余談になりますが、介護をしていると、肉親だけでなくて
医師や看護師などの病院関係、ケアマネ、デイサービスやショートステイ・・・
多くの人と関わりを持つことになりますね。
ここでも、やっぱり「戦わない」ことは大切なんですね。
「ちょっと、うるさがられる家族のほうが良い」というアドバイスがあるらしいですが
それは都市伝説に近いかも。
〜言いたいことを言葉にして喜びの生活を創る〜
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