天気予報100%雨だったのが嘘の様に

青空とまではいかなかったけど、薄っすら日焼けしたぐらい



この日は沖縄の真ん中で東側あたりのホテルから南へ走っていきます



メインは神の島と言われる「久高島」



安座真港からフェリーで20分




そこへ行く前に、沖縄本島からその久高島を臨めるという、世界文化遺産で、琉球王国最高の聖地とも言われている「斎場御嶽」・・・せいふぁーうたきって読みます



沖縄では、御嶽って言うのが神が降臨されると信じられている聖地とされそこで、人々が祈りを捧げ、お祭りを行う場所みたいですね



その御嶽がところどころに点在し、常々どんな時にでも人々がお祈りを捧げているそうです




観光している時にもそんな人に遭遇するでしょうが、決して邪魔にならないようにとの注意でした・・・・・・たまたま私達はこの旅で、そのような人には遭遇しませんでしたが



その聖地、斎場御嶽の中にも神域というものがあり、そこから出土したものから琉球王国の信仰・儀式の様子などが調査・確認されているみたいですね




歴史を細かく知る事も大切でしょうが、先ずはそんな空気や自然と歴史が融合したエネルギーを感じる事を第一に考えたいと思います・・・・・なんせ頭の処理能力が疎いもんで直感に頼ります


それに、拝するポイントとして言われていた事に・・・・光は「未来」、緑は「現在」、岩は「過去」ってことで、自然に溶け込み自分の身体の内と外を隔てる壁を取り払い、身も心も解放され浄化される感覚を味わえれば一番です


 どんどん入っていきます・・・・ここの中にも6つの神域があるそうですが、フェリーの時間の都合上、2つまわります

  ツキヨダユルとアマダユルの壷

この2本の鍾乳石から滴り落ちる「聖なる水」を受けるために2つの壷が置かれてて、そこも拝所となっていました

  この三角の岩を抜けた突き当りも拝所です

  ここから久高島が臨めます・・・・この日は見えませんでしたが、今から行きますねとご挨拶しました

  フェリーも無事出航・・・・前日の天気だったら無理だったかも


地元のガイドさんをお願いしてました



のんびりと島を回ってくれます




この地は神様のものだから地主も存在しないし、田畑もそれぞれに分け与えられ、今では100世帯余りが暮らしているみたいです



本土に行って、職に就く人もおるみたいだけど、そうやって、この島から出て行き、空き家になっててもそのままらしく、外から島で暮らしたいと言われれば、その空き家が借りれるみたいです



そこに3年住むと島会議にかけられ、オッケーが出ると、ちゃんと畑まで与えられるみたいですよ



さすがに神の島、生活そのものが分け与えの精神ですね



こんな感じで、島の歴史(琉球王国の統治)・生活(島民の規則、お金の稼ぎ方)・神様の事(どういう風に敬っていたか)・神事・・・・そんな事を順に説明してくれました


   島のお家・・・ちょっと写り悪いですね

石を積んで塀を作り、その塀の中にもこういった石を積んだ壁があります。。その向こうに玄関があるんですが、この壁は、風よけでもあり、邪気除けでもあるんですって
綺麗に切られた石のカタチと積み方が良ければ、そこの主人は立派で出来が良いと言われていたみたいです


  この樹はガジュマル・・・・・なんか樹が木に縛られてるみたいにも見えるけど

この樹の左横にちょこっとみえてるところがここら集落の神殿となります・・・・神殿は写したらダメみたいなんで
この島で最大の尊いファーガナシー・女性の神。。。それを敬い象徴として、この横の場所が女性の性器と子宮の入り口とお腹の中を表現してて、ここでお祭りも行われます
その他にも拝所はあり、七福神も祀ってました

昔から女性も陰ながらの威力は凄かったんですね・・・・・最終男性も子宮に戻るとも言われるんだから無理ないでしょ・・・・今まで威張っていた男性陣も最近では男性が弱くなっているのは、少し神様に近づいている証なんでしょうか


この島そのものが神の島なんだけど、ピンポイントで、聖地があるんだ



そう思うと、祈るという意識と神様を敬うという意識をもつことで言えば、日本本土もそもそも神の島でピンポイントがあるのも当然だという事とそう言う思いを自分の地元にも常々もてばいいんだと改めて気づかされる


そして向かうは細い道を抜けていく・・・・カベール岬



琉球創生の神・アマミキヨが降り立った場所とされ、竜宮神が鎮まるところみたいです・・・「降り立つ神は白馬の姿、そして島を巡回する・・・・」琉球神話だそうですが、私が今、絵画で無意識に白い天馬をモチーフに選んだ事にも繋がるようでちょっとびっくり


   この白い道を抜けると・・・・そのカベール岬


やっぱりこういう場所大好き・・・・・ハワイ島のサウスポイント思いだした



200度以上の大パノラマ・・・見渡せる海・・・凄い




宇宙と繋がるポイント




人々の思いが神様に寄り合う場所(御嶽)よりもホッとする












ほんとに雨降らずに来させていただいて感謝します・・・・何度も言うようだけど、雨100%の予報も払いのけたのです・・・・嬉しいのなんの



この島の最後のポイント・・・・フボー御嶽


沖縄の七御嶽の一つで、久高島のみならず沖縄でも最高の霊地。アマミキヨが住んだと言う霊地を廻る巡拝東御廻り行事の一箇所でもあります。
旧来から男子禁制の聖地で、今でもヨーカビー(お祓い)、ピーマティー(火の神の祀り)、ハマシーグ(害虫祓い)など多くの祭祀がここを舞台に執り行われています。

残念ながら、ここ何年か前からフボー御嶽は男女を問わず全面的に立ち入り禁止になっています。


   現在は入り口から少し入った所にある大きな石の所で拝むようになっていて、中まで行かなくても充分に霊地らしい雰囲気があたり一面に漲っています。

   昔、ここに岡本太郎氏も来たそうで、少し絵画に生きずまっていた時で、その時には中に入る事も出来、そしてそこには何も無く、広場にただ小さな石が置いていて(それ自体が象徴)、岡本氏はその『何も無い』っていうことに感動し、その後に繋がったらしいです
それからあの「爆発だー」も生まれたらしいですよ・・・

『何も無い』っていうエネルギーがどんなに凄い力を生むかという事は知識ではわかってはいてもあの岡本氏の様に芸術で表現出来る事自体が凄く、、、分かっているだけではだめなのか・・・・とまた自分が情けなく思えてしまった



でもこの地がそんなエピソードと繋がっていたって事は、私にとっては十分嬉しい事だった
『何も無い』万歳\(^o^)/・・・岡本太郎氏\(^o^)/って気分だった






こんな事に感謝して、久高島とさよならです




神の島ありがとう