輸入禁止商品② | 中国輸入代行C'na(シーナ)

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こんにちは。

中国輸入代行C'na(シーナ)です。

先日輸入禁止の商品をご説明しましたが(前回のブログ参照↓↓)
http://ameblo.jp/taobao-cna/entry-12175618959.html

輸入商品は禁止以外にも「規制」されている商品もあります。

禁止商品は比較的わかりやすいのですが、既製品については、細かくてかなりわかりづらいというのが現状です。

今回はそちらについてまとめてみましたので、ご参考にしていただければと思います。


≪輸入時に数量の制限があるもの≫

1. 医薬品および医薬部外品
a)外用剤・・・軟膏などの外皮用薬、点眼薬など(毒薬・劇薬および処方箋を除く)
→標準サイズで一品目24個以内

b)外用薬以外の医薬品・医薬部外品
→毒薬・劇薬・または処方箋薬は1ヶ月分以内
→その他の医薬品・医薬部外品は2か月分以内


2. 化粧品
→標準サイズで一品目24個以内(例えば口紅の場合、ブランド・色などに関わらず24個以内)
※注意:石鹸・洗剤・シャンプー・リンス・歯磨き類なども化粧品に含まれます


3. 医療用具
a)家庭用医療機器等(例:電気マッサージ機、体温計など)・・・1セット。なお、医家向け医療機器は、一般個人による輸入は認められません。
b)使い捨てコンタクトレンズ・・・個人使用2か月分まで
c)体外用診断薬(例えば排卵検査薬など)・・・2か月分まで

※医薬品や化粧品、医療機器を営業目的で輸入するには、厚生労働大臣の承認・許可等が必要となります。上記1~3で示されている数量が輸入できるのは、用途が個人使用(輸入者本人および同居する家族のみが使用)の場合のみです。


4. 食料品
→個人使用目的の場合、食品の個人輸入としてみなされる量は目安として合計10㎏程度です。飲料品は10リットルまで(例:750mlボトルで12本程度)。その範囲内であれば、食品衛生法等による「届出」は必要ありません。

それ以上の場合は販売を目的とした商業輸入とみなされますので、食品衛生法に基き、厚生労働大臣の指定する検査機関や厚生労働省に登録されている輸出国の検査機関で検査(人体に有害な鉛やカドミウムの溶出検査等)を実施した上で、食品等輸入届出書を提出する必要があります。その輸入届出書などを基に、厚生労働省検疫所の審査を受け、合格して初めて通関(輸入)が可能です。

ただし、植物(果物・野菜)、動物(肉類)は必ず検疫対象となるので注意が必要です。


5. 酒類
→個人使用目的の場合、酒類の総量が10㎏程度(例:750mlボトルで12本程度)であれば食品衛生法等による「届出」は必要ありません。
※関税・消費税の他、該当するお酒の分類・酒類により別途酒税がかかります。


6. 食器類(鍋などの調理器具も含む)
→個人使用目的の場合、内容量10㎏程度までは輸入可能です。食品衛生法等による「届出」は必要ありません。

それ以上の場合は商業輸入とみなされ、食品衛生法に基き、厚生労働大臣の指定する検査機関や厚生労働省に登録されている輸出国の検査機関で検査(人体に有害な鉛やカドミウムの溶出検査等)を実施した上で、食品等輸入届出書を提出する必要があります。その輸入届出書などを基に、厚生労働省検疫所の審査を受け、合格して初めて通関(輸入)が可能です。


7. 衛生用品関係
→個人使用2か月分まで(仕様書に1日の使用量が明記されているのでこれを参考に算出)
※注意 継続輸入をする場合、税関の履歴により輸入できない場合がございます。

輸入に関する他法令については、輸入を予定している税関または最寄りの税関にお問い合わせください。

また、輸入関係他法令に該当する品目を輸入される際には、輸入手続をスムーズに行うためにも、あらかじめ、主管省庁にご相談されることをお勧めします。



かなり長くなりましたが、どうでしょうか?

商品個数に規制がある商品(個人輸入の数量を超える場合)を仕入れた場合は、税関から没収されるか、意義申し立てをするか、どちらにしますか?という通知がきます。

一度引っかかると、輸入者が過去にどのような商品を仕入れて通関しているかなども全て調べられます。

例えば、「過去かなりの商品を海外から購入していますね。これは明らかに個人輸入の範囲を超えていると思いますが、どうでしょうか?」などです。

こうなってくると、インボイスをごまかしたりしていると、全て調べ上げられたりしてしまいます。

そうならないためにも、輸入禁止、規制の知識はしっかり持って、輸入ビジネスをすることが絶対に大切になります。

弊社でもそのあたりは、気づいた時点でなるべくサポートや説明をするようにしておりますので、わからないことがありましたらお気軽に連絡いただければと思います。


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