いよいよ、明後日吉岡先生の講演会です。
日本人の繊細な色に対する想い、関わり方、色の感性を感じられる90分です。ぜひぜひ、ご参加ください。繊細に色を感じ、その色を作れるのは日本人の誇りとも言えると思います。
講演資料の内容の一部を下記に記載しています。
「紫」
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紫は、六〇三年 冠位十二階の制定により高貴な色として崇められてきた。奈良
時代に入ってもそれは変わらず、天皇の周辺には紫の彩りが多くちりばめられている。
染色には紫草の根を使って、媒染、すなわち発色には椿の灰を使う技法がこの頃すでに
行われていたことが『 万葉集 』などにみえる。